JavaScriptのための解析ツールESLintの開発チームは、最新メジャーアップグレードである「ESLint 8.0.0」を10月9日(現地時間)にリリースした。
「ESLint 8.0.0」では、デフォルトのパーサとすべてのコアルールが次期ES2022構文をサポートし、クラスパブリックインスタンスフィールドとプライベートインスタンスフィールド、クラスパブリック静的フィールドとプライベート静的フィールド、クラスプライベートインスタンスメソッドとアクセサ、クラスプライベート静的メソッドとアクセサ、正規表現マッチインデックス、トップレベルのawaitに対応している。
--fixと--report-unused-disable-directivesが一緒に使用されている場合、Autofixで未使用の無効化ディレクティブを削除できるようになったほか、class-methods-use-thisルールにenforceForClassFieldsオプションが追加され、max-classes-per-fileルールにignoreExpressionsオプションが追加された。また、meta.docs.categoryプロパティは、すべてのコアルールから削除されている。
さらに、重要な変更として、ES3での予約語の禁止、コアルールにおけるmeta.docs.categoryの削除、厳密なパッケージエクスポートの適用、RuleTesterでのSourceCode#getComments()の禁止、修正可能な無効化ディレクティブの導入、新しい正規表現としてのdフラグのサポート、comma-dangleスキーマの修正、espreeのアップグレードによる新たなクラス機能のサポート、codeframeとtableフォーマッタの削除、Node 10/13/15の削除などが行われた。
そのほか、数多くの機能追加や改善、ドキュメントの修正などが実施されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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