米Microsoftは、システムパフォーマンスを分析するための、オープンソースのツールである「Microsoft-Performance-Tools for Linux-Android」のバージョン1.2を、12月7日(現地時間)にリリースした。
Microsoft-Performance-Tools for Linux-Androidは、これまで15年以上にわたって、Windowsのパフォーマンス向上のために使われてきた機能を進化させたトレース処理ツールのセットで、.NET Coreとmicrosoft-performance-toolkit-sdkで構築される。
Linuxでは、LTTng(LinuxカーネルによるCPUスケジューリング、プロセス、スレッド、ブロックIO/ディスク、システムコール、ファイルイベンドなど)、perf(CPUクロック)を、AndroidおよびChromeやEdgeなどChromiumuブラウザでは、Perfetto(CPUスケジューリング、CPUサンプリング、CPU周波数、FTrace、Androidログ、汎用イベント/デフォルトトラック、GPUカウンタ)をサポートしている。
数行のコードによって、独自のカスタムプログラムを使用して、コマンドラインでイベントを処理またはダンプすることが可能なほか、任意のOS上の任意のプログラムまたはGUIは、Microsoft-Performance-Tools SDKおよびLinux-Androidプラグインによってイベントを処理できる。さらに、Windowsマシンでトレースを分析している場合、Microsoft-Performance-ToolkitはWindows Performance Analyzerと緊密に統合されているため、強力なGUIを使用したトレースの分析が可能になっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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