米Microsoftは、Azure Resource Managerを通じて、Azureリソースを作成および管理できるJavaScriptライブラリの安定版を、1月10日(現地時間)にリリースした。
今回、リリースされたライブラリでは、従来必要だったActive Directory認証ライブラリ(ADAL)のサポートが2022年6月で終了されることから、新たな@azure/identityパッケージのクレデンシャルオブジェクトが必要となっており、パッケージにはMSALを使用し、新たなシナリオをサポートすべく、より多くの認証オプションが用意されている。
新しいガイドラインでは、コールバックよりもPromiseを使用して、コードの読みやすさ、遅延および非同期計算の処理、エラー処理を行うことが推奨され、Promiseはコールバックを受け入れたオーバーロードを置き換える。
リスト操作は、結果を反復処理するために使えるインターフェースであるPagedAsyncIterableIteratorを返すようになり、優れたユーザーエクスペリエンスを実現した。
長時間実行操作によって返されるLROPollerオブジェクトは、PollerLikeオブジェクトに変更されており、現在の操作ステータスの確認や、計算された部分的な結果へのアクセスが可能になっている。
なお、同ライブラリはECMAScript 2015(ES6)以降をサポートする。
また、将来的にはドキュメントの改善、Azureサービスの対象範囲の拡大、今回のリリースによる新機能を含むライブラリの詳細なエンドツーエンド例のリリースを予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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