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Developers Summit 2022 レポート(AD)

リモート会議が楽しくなる! 意見・アイデアを可視化するビジュアルプラットフォーム「Miro」を体験【デブサミ2022】

【17-E-3】ビジュアルコラボだよ、全員集合!~Miroで体験するデジタルワイガヤと、時間・場所・端末を超越する新しい働き方~

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 時間・場所・端末にとらわれず、意見やアイデアを可視化するビジュアルプラットフォーム「Miro(ミロ)」。リモートワークにありがちな一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションを実現するサービスだ。本セッションでは、Miroを使った新しい働き方について、ミロ・ジャパンの溝口宗太郎氏と、Miro初の日本代理店である野村総合研究所(以下、NRI)でプロダクトオーナーを務める森一樹氏が、ハンズオン形式でサービスを紹介した。

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ミロ・ジャパン合同会社 Head of Marketing 溝口宗太郎氏(左上)、株式会社野村総合研究所 Miro代理店プロダクトオーナー ふりかえり実践会 森一樹氏(右下)
ミロ・ジャパン合同会社 Head of Marketing 溝口宗太郎氏(左上)、株式会社野村総合研究所 Miro代理店プロダクトオーナー ふりかえり実践会 森一樹氏(右下)

Miroでビジュアルコラボを体験してみよう

 Miroはオンライン上でさまざまなアクションを可視化できる、ビジュアルコラボレーションプラットフォームだ。国内では50万人以上、グローバルにおいては3000万人以上のアクティブユーザーを持つ。企業としては2011年に設立され、オランダのアムステルダムとアメリカのサンフランシスコを共同本拠地としている。日本語版は近日リリース予定だ。

 2021年5月には日本拠点として、ミロ・ジャパン合同会社が設立された。溝口氏は2021年10月よりマーケティング責任者として参画。また「ふりかえりエバンジェリスト」としてもおなじみの森氏は、5年前からMiroのヘビーユーザーでもあり、日本法人立ち上げのタイミングでプロダクトオーナーとなる。Miroに関するセミナーも精力的に行っているという。

 Miroは「OfficeSuite」「Google Workspace」「Zoom」「Microsoft Teams」「Slack」「JIRA」など、80種類以上のアプリと連携しており、PCのWebブラウザだけでなくスマートフォンやタブレットなどでも使うことができる。アイデア出しやブレインストーミング、プランニング、リサーチ、デザイン、マッピング、リモート会議、ワークショップなど、さまざまなシーンで活用することが可能だ。

 森氏と溝口氏は「セッションを聞き終わったときに、Miroの新しい使い方がわかり、現場で実践してみたくなる状態を目指したい」と語り、Miroの「デジタルワイガヤ空間」に参加者たちをいざなった。

Miroはオンラインのホワイトボードでありコラボレーションのツール
Miroはオンラインのホワイトボードでありコラボレーションのツール

Miroの操作は簡単らくらく!

 今回はセッション視聴者にもMiroに参加してもらうべく、冒頭ではMiroの操作方法の説明や実際に付箋を貼ってもらう時間が設けられた。

 操作方法は簡単で、以下の手順で見たい情報に移動したり、付箋を貼ったりできる。

マウスでの操作

  • 左クリック:オブジェクトをつかむ
  • 右クリック:ボード全体をつかんで上下左右に移動
  • ホイール:拡大・縮小

トラックパッド・タッチパッドでの操作

  • 左クリックorタップ:オブジェクトをつかむ
  • 二本指:上下左右に移動
  • ピンチアウト・ピンチイン:拡大・縮小

付箋の貼り方

 画面左のメニュー「sticky note」またはキーボード「N」キーで付箋を貼る。付箋のサイズは数種類から選ぶことができる。

 「まずは、わくわくした気持ちを書いてみよう」と森氏が呼びかけると、続々と付箋が貼られていく。ちなみに、以下のリンクから当日使用された実際のボードを見ることができる。興味がある人はぜひのぞいてみてほしい。

参加者が付箋を貼っていく様子
参加者が付箋を貼っていく様子

参加者とデジタルワイガヤで大いに盛り上げる

 準備が整ったところで、次は出されたお題に付箋で回答するという体験に。最初のお題は「お仕事の悩みを教えてください」。参加者も操作に慣れてきたのか、画面上に付箋がどんどん貼られていく。

 リモートワークでよく言われる悩みは「一体感を感じにくいこと」。複数人での会話になると反応がもらえなかったり、話しにくかったりする。さらに音声のやりとりの場合は、まるで「空中戦」のように議論が空転して記憶に残りにくい。だがMiroではやりとりが可視化されるため、ふりかえりも行いやすいという。

リモートワークでの悩みが次々と書き出される
リモートワークでの悩みが次々と書き出される

 会議やワークショップ中、アンケートや意見に対する投票も手軽に行える。Miroのツールからドットシールや付箋をドラッグ&ドロップでペタペタと貼るだけだ。

 参加者の中には「Miroをプレゼン資料として使っている」という人もいた。溝口氏いわく、1つのボードでスライドの相関関係が示しやすく伝えやすいとのこと。まさに、1つにまとまった空間の強みである。

 「ペンで説明を補足したり、気になったところに付箋でコメントをつけてもらったりすることもできるので、コミュニケーションもしやすいですし、あとから履歴を閲覧できるのも便利です」(森氏)

参加者に対して実施した「Miroの利用状況」のアンケート
参加者に対して実施した「Miroの利用状況」のアンケート

 また、Miroはマインドマップとしても活用することができる。森氏は用意してきたマインドマップをセッションボードに展開。参加者はそれを実際に触ってみるなど、体験を楽しんだ。なお、これらをゼロから作る必要はなく、Miro上に200種類を超える標準テンプレートがあり、自由に使うことができる点もおすすめポイントのひとつだ。

Miroを活用している企業事例の紹介

 Miroを活用している企業の事例も紹介された。ユーザベース株式会社は、Miro上でオンラインイベントを開催。オンラインの会場には、担当者と話せるテントやブース会場が置かれており、そこを訪れるとGoogle Meetで会話ができる。もちろん、参加者がアイコンで動く様子を見ることや、付箋で意見や要望をコメントすることも可能だ。森氏は「デザイナー力は必要になるものの、Miroを活用した先進的な事例のひとつ」とコメントした。

 そのほかにも、森氏が主催・運営している「ふりかえりカンファレンス」やパナソニックのショールーム、国内で大手メッセージアプリを開発している企業のカンファレンスの事例も紹介された。

 「ちなみにミロ・ジャパンでは、新入社員向けのオンボーディングの資料が、Miroボード上に用意されています。入社してからの流れや業務といった一連の情報も俯瞰して見ることができます」(溝口氏)

 溝口氏の属するマーケティングチームではメンバーの稼働時間がそれぞれ異なるため、困っていることや聞きたいことがある場合は動画キャプチャをMiroに投稿すると、メンバーが付箋でコメントをくれるのだそうだ。

 「まさにチーム内で異なる場所・時間にいるメンバーとの協業が実践できています」(溝口氏)

Miroを活用した事例の紹介
Miroを活用した事例の紹介

Miroを体験した参加者からの感想・質問を紹介

 セッションの後半は、参加者からの質問や感想が付箋で募集された。その中からいくつか紹介していきたい。

Q.導入に際し、情シスが納得してくれそうなユースケースを教えてください。

:例えば情報漏えいが起こった際に、監査ログが取れます。また、IDプロバイダと連携すれば2段階認証も可能なので、そのあたりから攻めていくことが多いですね。NRIも代理店として、いろいろなお客さまへ導入しました。セキュリティも堅牢なので安心して導入していただいています。

溝口:グローバル企業の総収入ランキングトップ100の企業のうち、99社が導入するメジャーなサービスです。業務コストやスピードの面でもメリットがあるので、従業員全体の生産性を高めることができます。

Q.参加者の視点誘導はどうやったらできますか?

:ボードオーナーであれば、そのような視線誘導の機能があります。触られたくないオブジェクトの権限設定も可能で、ボードやオブジェクトをロックしたり、フレームを参加者に見せないようにしたりできます。

溝口:コピー不可の設定も可能です。

Q.業務のコミュニケーションに用いるボードはどの単位で作るのが一般的ですか?

溝口:正解はありませんが、基本的にはプロジェクト単位で作っていただくのがよいと思います。

:プロジェクトやプロダクトといった単位ごとにボードを1つ作るのもいいですし、定例会ごとにボードを作るのもいいですね。1つのボードの中に、過去の日付の情報が全部載っている状態も作れます。

Q.重く感じるのですが、推奨スペックはどの程度でしょうか。

溝口:Microsoft 365やGoogle WorkspaceなどのOffice Suiteが快適に動く環境であれば、問題なく使えると思います。Webブラウザについては「Google Chrome」「Firefox」「Microsoft Edge」「Safari」の最新版を使っていただくことが非常に重要です。

参加者から寄せられた質問や感想
参加者から寄せられた質問や感想

 最後に溝口氏と森氏からクロージングの言葉が語られ、盛況のうちにセッションは終了した。

 「今回の体験を通じて、Miroの使い方には無限の可能性があることをお伝えできたと思います。そして何より、ここを起点に皆さんの頭の中のものを、どんどんMiroに置いていっていただく。いろんなデータソースを貼っていただき、必要な人たちに共有する。そんなMiroのプラットフォーム、新しい働き方を体感いただけたのではないでしょうか」(溝口氏)

 「私たちNRIとMiroはタッグを組んでいますので、Miroを使いたいという方はセミナーなどでぜひお声がけください!」(森氏)

 今回紹介しきれなかった資料や事例、参加者の反響などは、繰り返しになるが当日のボードで見ることができる。ぜひ参照してほしい。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/15668 2022/04/08 12:00

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