SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

JavaScript/TypeScriptランタイム環境「Deno 1.22」がリリース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 V8 JavaScriptエンジンとRustに基づくJavaScript/TypeScriptランタイム環境であるDenoの開発チームは、最新バージョンとなる「Deno 1.22」を5月18日(現地時間)にリリースした。

 Denoでは、これまで型チェックモードとして、直接制御(依存関係)外のコードについて型エラーが報告されることのある「Full」が用いられていたが、今回リリースされた「Deno 1.22」では、デフォルトの型チェックモードとして、プロジェクト内のコードの型エラーをチェックするものの、すべての依存関係の型チェックはスキップされる「Local」に変更されている。

 従来バージョンに付属していた、ソースコードをトランスパイルおよびバンドルするためのAPIであるDeno.emit()が不安定であることを理由に削除され、代替としてユーザーのニーズにより適したAPIの開発を可能にするユーザーランドモジュールが提供されるようになった。

 さらに、Webワーカーを更新してDeno名前空間をデフォルトで有効にすることで、必要な権限が設定されていればデフォルトでWebワーカーによって名前空間APIが使用できるようになっている。

 ほかにも、設定ファイルの自動検出を無効にするフラグ--no-configの追加や、発信HTTPリクエストに設定されるUser-Agentヘッダと同じ値に設定されるuserAgentプロパティのnavigatorオブジェクトへの追加、Deno.resolveDns() APIの更新によるNS、CAA、SOA、NAPTRレコードタイプ解決への対応、 JSON構造からResponseオブジェクトを簡単に作成可能な静的メソッドResponse.json()の追加、deno lspを使用したデフォルトでのIDE/エディタにおけるリンティングの有効化、Deno.spawn() APIの安定に向けた取り組み、テストランナーにおけるいくつかの更新など、数多くの機能追加・改善が行われた。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/15937 2022/05/23 09:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング