ヒューマンリソシアは、エイムソウルと共同で実施した、「日本で働く外国籍ITエンジニアに関する共同調査」の結果を9月6日に発表した。同調査は、ヒューマンリソシア所属の外国籍ITエンジニアおよび応募者でエイムソウルのCQI受検者に対して、2020年8月~2022年7月の期間に行われ、467名から有効回答を得ている。
調査対象者のうち、活躍しているエンジニアと苦戦したエンジニアを比較すると、異文化適応力が活躍・定着する上で重要な要素であることが明らかになった。とりわけ「異文化適応行動」において差異が際立っており、具体的な行動特性としては「建設的主張」および「反すう行動」に関して統計的に有意義な差がみられる。
ヒューマンリソシアからの外国籍エンジニアの派遣実績が多い企業をピックアップして、活躍しているエンジニアと苦戦したエンジニアの特性を比較・分析した結果、職場風土のタイプによって見極めるべきポイントが異なる傾向がみられた。事例1では、「公私区別」を好み「安全志向」が高い人材の方が活躍しており、評価をされている外国籍エンジニアは同僚間での関係性にメリハリのある職場風土の方が居心地よく、秩序や規則を守ることを大事にする傾向があるといえる。
一方、事例2では活躍しているエンジニアの特性として、「短期/長期志向」と「チャレンジ/安全志向」の項目において、バランスが取れている点が挙げられ、短期間で成果を出すとともに自主的に判断するか、手順や規則通りに遂行するか、状況に応じた行動ができる人材が評価されている。
9月13日13時~14時には、「日本で働く外国籍ITエンジニアに関する共同調査」の結果について事例を交えて解説するセミナー「外国籍エンジニア採用のノウハウを徹底解剖。活躍・定着する要因分析を初公開!」を、オンライン開催する。おもな参加対象は以下の通り。
- 外国籍エンジニア採用は未経験だが、関心のある人
- すでに外国籍エンジニア採用を行っていて、離職やモチベーションダウンについて悩んでいる人
- 外国籍エンジニアの採用基準作りに悩んでいる人
参加費は無料で、事前登録が必要。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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