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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

AWS re:Invent 2022で発表された、クラウドのガバナンス強化に役立つ最新アップデート

第5回 CloudWatch、Inspector、Service Control Policy


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 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多あるサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。本記事では、AWS re:Invent 2022で発表された新機能のなかから、クラウドのガバナンス強化に役立つアップデート情報を紹介します。

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はじめに

 先日開催されたAWS re:Invent 2022では4日間で100を超えるサービスアップデートが発表されました。その数多くのサービスアップデートから、NTTデータのITスペシャリスト達が個人的にこれだけは押さえておくべきと感じた内容を紹介していきます。

CloudWatchに別アカウントのメトリクスやログの集約が可能

 初めに紹介するのは、Amazon CloudWatchで複数のAWSアカウント監視情報の集約が可能になったというアップデートです。

 AWSでは、システムごとにAWSアカウントを使うことがベストプラクティスとされていることもあり、複数のAWSアカウントを運用されている方も多いかと思います。CloudWatchによって収集されているログ/メトリクス/トレースはそれぞれのAWSアカウントに分散されてしまっていることから、Datadogなどの監視サービスを利用して、ログ/メトリクスの集約管理をしたり、システム(サービス)をまたいだトレースの確認などを実施されている方も多いのではないでしょうか。このアップデートはそうした方には朗報となるのではないかと思います。

 もともとCloudWatchには、クロスアカウントでのデータ共有の仕組みはありましたが、今回のアップデートではより少ないステップで、CloudWatchで収集しているログ/メトリクス/トレースを1つのAWSアカウントに集約することができるようになりました。

CloudWatchで収集しているログ/メトリクス/トレースを1つのAWSアカウントへ容易に集約することが可能に
CloudWatchで収集しているログ/メトリクス/トレースを1つのAWSアカウントへ容易に集約することが可能に

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Amazon InspectorでLambda関数の脆弱性チェックが可能に

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この記事の著者

奥村 康晃(株式会社NTTデータ)(オクムラ ヤスアキ)

 NTTデータ入社以来、クラウドサービスのAPIを連携させることで効率的な管理を可能とするクラウド管理プラットフォームの開発に従事。現在では、クラウド導入の技術コンサルや組織での技術戦略立案にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/17280 2023/02/07 19:05

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