米Microsoftは、パブリック・クラウド・サービス「Microsoft Azure」と組み合わせて使用できるJava関連ツールの2022年12月版を2月9日(現地時間)に公開した。
今回のJava関連ツールではまず、フルマネージド・サーバーレス・コンテナ・サービスである「Azure Container Apps」サービスで動作させたいコンテナ・イメージをIntelliJ IDEAのGUIで選択し、そのままデプロイできるようになった。IntelliJ IDEAの「Azure Explorer」に並ぶインスタンスの中からデプロイしたいものを選んで右クリックし、「Update Image」をクリックすると、Azureにデプロイできる。
また、Microsoft Azureのアプリケーション実行環境を定義する際に使用する独自言語「Bicep」に対応し、IntelliJ IDEAでBicepファイルを作成、編集、保存、デプロイができるようになった。ただし、この機能は「プレビュー」という扱いになっている。
BicepはInfrastructure as Code(IaC)を実現するための言語。AzureでIaCを実現するための機能としては、「Azure Resource Manager Template(ARMテンプレート)」もあるが、ARMテンプレートは.json形式で記述する必要があり、冗長かつ複雑な内容になりがちだ。そこで、簡潔な構文で記述できる言語としてMicrosoftが用意したのがBicepだ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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