米Googleの提供するWeb開発者向けのオンラインプラットフォーム「web.dev」は、プッシュ通知がクロスブラウザに対応したことを、3月28日(現地時間)に発表した。
プッシュ通知は、W3CにおけるWebアプリケーションワーキンググループの一部であるプッシュAPIと通知APIのリリースによって、2016年に標準化されている。これらのAPIは、開発者がWebアプリケーションにプッシュ通知を組み込んで、ユーザーがWebブラウザで通知を受信し操作するために必要な機能を提供する。
プッシュメッセージは、ユーザーがあらかじめ通知の送信を許可したWebサイト、またはアプリケーションからユーザーのWebブラウザに送信される通知であり、これらのメッセージは新しいコンテンツの追加やコンテンツの更新を知らせたり、今後のイベントや締め切りをリマインドしたり、その他の重要な情報を提供したりするために使用される。また、ニュースやスポーツのアプリなど、ユーザーが興味を持つ情報をタイムリーに配信する必要があるアプリケーションに役立つ。
macOS版の「Safari 16」より前のバージョンは、独自のプッシュ通知をサポートしていたが、バージョン16以降は他のWebブラウザと同様に標準のプッシュ通知をサポートするようになった。また、iOS版およびiPadOS版のSafariは、バージョン16.4でプッシュ通知をサポートしているものの、ホーム画面に追加されたアプリに対してのみとなっており、ホーム画面に置かれているWebアプリのみ呼び出せる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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