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これだけは押さえておきたい! AWSサービス最新アップデート

AWSの運用がもっと楽になる!「CloudWatch」で注目の新機能と使い方4選

第12回 Metrics Insights、CloudWatch Agent、クロスアカウントオブザーバビリティ、Internet Monitor

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 本連載では、AWSに関して、なかなか時間がとれず最新のアップデートを追えていない方や、これからAWSを利用したいと考えている方に向けて、AWSから発表される数多あるサービスアップデートのうち、NTTデータのITスペシャリスト達がこれだけは押さえておくべきと厳選した内容を定期的に紹介します。第12回では、AWSリソースをモニタリングできるサービスであるCloudWatchの、2022年1月から2023年5月までに実施された主要なアップデートをご紹介します。

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CloudWatchとは

 まず、CloudWatchというサービスについてご紹介します。CloudWatchは、AWSリソースやAWS上で稼働しているアプリケーションなどをリアルタイムでモニタリングできるサービスです。

 CloudWatchにはいくつか機能があり、ここでは4つの主要な機能についてご紹介します。

 1つ目はCloudWatch Metricsです。AWSは様々なサービスのメトリクス(システムのパフォーマンスに関するデータ)を提供しており、それらメトリクスをAWSコンソール上で確認することができます。また、ユーザ独自のメトリクスを発行することも可能です。

 2つ目はCloudWatch Alarmです。これはメトリクスを監視することができる機能で、閾値および数式を指定してアラートをあげる条件を指定することが可能です。そしてアラートの条件に達した場合は、SNSトピックへの通知やEC2のアクションなどを設定することができます。

 3つ目はCloudWatch Logsです。システム、アプリケーション、AWSサービスから出力されたログを一元管理することができる機能で、特定の文字列の検索や特定のフィールドのフィルタリング、フィルターを使用したログからのメトリクス生成、ログ内の機密データの監査とマスキング、最後にログのアーカイブまでをCloudWatch Logsで設定することができます。

 最後4つ目はCloudWatch Dashboardです。見たいメトリクスをまとめたダッシュボードを作成することができます。これは前述したCloudWatch Metricsという機能でもメトリクスを見ることはできるのですが、事前にメトリクスをまとめて保存しておけるので、見たい時にすぐに見れることがメリットだと思います。また、CloudWatch Dashboardでは別リージョンのリソースも表示させることが可能なので、複数リージョンのリソースをまとめて1つの画面で見たいという場合におすすめです。

 次からは、2022年1月~2023年5月までのCloudWatchの運用観点で嬉しいアップデートを4つご紹介します。

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この記事の著者

竹山 菜記(株式会社NTTデータ)(タケヤマ ナツキ)

 2019年にNTTデータに入社。 パブリッククラウドを活用したシステム基盤の構築・運用やオンプレミスからパブリッククラウドへのマイグレーション案件に携わる。 注目しているキーワードは"クラウドネイティブ"。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/18046 2023/08/22 11:00

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