ヒューマンリソシアは1月16日、世界のITエンジニアの給与に関する「データで見る世界のITエンジニアレポートvol.10」を発表した。
本レポートは、同社が世界のITエンジニアの動向を把握するために、国際労働機関(ILO)や経済協力開発機構(OECD)、また各国の統計データを基に独自集計したもの。
世界72カ国のITエンジニアの平均年収をUSドルベースで比較したところ、給与額1位はスイス($102,839)、2位米国($92,378)、3位イスラエル($76,500)となった。日本の給与額は$36,061で、26位だった。
次に給与の増減率をみると、約6割の国で給与が上がっていた。前年比で給与の増加率が高かったのはチェコ(32.1%)、カメルーン(30.0%)、コスタリカ(19.9%)だった。日本は、前年比で5.9%減少しており、増減率の順位は58位となった。
次に、為替相場の影響を受けない、各国の現地通貨ベースでITエンジニアの給与増加率を集計したところ、日本は0.4%増になった。フランス(3.8%増)、米国(3.6%増)、ドイツ(2.6%増)など、G7構成国の平均は前年比2.6%増であり、全調査対象の国の中で最も増加率の高かった中国は、16.9%の増加となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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