ナイルのSEO相談室は、全国の20〜60代の男女を対象に実施した、生成AIで調べものをする際の信頼度に関するアンケート調査の結果を5月7日に発表した。同調査は、3月25日〜26日の期間に行われ、6602名から回答を得ている。
調査対象者に、調べものをする際に生成AIを利用するかを尋ねたところ、「利用する」とする回答は28.7%に留まった。

調べものをする際に生成AIを「利用する」と答えた人に、生成AIで調べるジャンルを尋ねた質問(複数回答)では、「知らない言葉」(47.9%)が最多となり、「医療・健康」(28.9%)や「法律・制度」(26.5%)といった慎重さが求められる分野でも、一定数のユーザーが生成AIを使用している。一方、「天気」(11.1%)、「レシピ」(10.9%)、「商品レビュー」(10.7%)といったジャンルにおける生成AIを用いた調べものをする人は少数派だった。

検索エンジンと比較して、生成AIの情報に信頼感はあるかを尋ねたところ、「検索エンジンのほうが信頼できる」(34.6%)がもっとも多く、「同じくらい」(29.1%)という回答も多く寄せられている。

生成AIを使う際に、他の情報源で裏取りをしているかを尋ねた質問では、「している」(37.0%)と「たまにする」(44.4%)を合わせた割合が8割超に達した。

生成AIを使う際に、他の情報源で裏取りを「している」または「たまにする」と答えた人に、どのように裏取りをしているかを尋ねたところ(複数回答)、「検索エンジン」が他を大きく引き離して最多となっている。

同じく、生成AIを使う際に他の情報源で裏取りを「している」または「たまにする」と答えた人に、裏取りをしたことのあるジャンルを尋ねた質問(複数回答)では、「知らない言葉」(36.4%)がもっとも多く、生成AIで検索するジャンルで上位だった項目とほぼ同様となった。

この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です