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プログラミング未経験から始めるPHP入門

条件分岐と繰り返しを使いこなそう!
プログラミング未経験から始めるPHP入門(4)

第4回


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ダウンロード サンプルソース (1.5 KB)

 今回は、PHPにおける条件分岐と繰り返しに関して説明をします。なお、本連載では、PHPまたはプログラム初心者の方を対象に、PHPを用いたWebアプリケーションの作成方法を説明しています。

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はじめに

 本連載では、PHPまたはプログラミング初心者の方を対象に、PHPを用いたWebアプリケーションの作成方法を説明していきます。今回は、PHPにおける条件分岐と繰り返しに関して説明をします。PHPの環境構築に関しては第2回を参照ください。

対象読者

  • プログラミングが初めてでこれから学習する予定の方
  • プログラミングの経験はあるがPHPを初めて学習する方

これまでの連載

動作確認環境

 PHPが動作する環境が必要となります。以下に、今回のアプリケーション作成/動作確認に用いた環境を示します(インストールにあたっては最新安定版の使用を推奨します)。

 また、上記のサーバ環境を一括でインストールできるパッケージ「XAMPP」がありますので、こちらもご活用ください。インストール方法や使い方は第2回を参照ください。なお、本連載ではWindows版XAMPPをインストールした前提で、「Cドライブ」→「xampp」→「htdocs」が「Apache」の監視フォルダ(ドキュメントルート)であるものとして説明をします。本稿のサンプルソースは、「XAMPP」コントロールパネルより「Apache」を開始したうえでご利用ください。

条件分岐の基本

 条件分岐に関して説明をします。条件分岐とは、『もし○○ならば××せよ』というプログラムの書き方です。例えば、水曜日がサービスデイの映画館のチケット予約サイトを想像して下さい。この場合、『もし水曜ならばチケットを割引する』という処理で条件分岐を使用します。条件分岐には、if(イフ)というキーワードを用い、次のように記述します。

ifを使った条件分岐の書き方の基本
  if( 条件A ){
    条件Aに合致した場合の処理
}

 上述の例では、「条件A」の部分に『水曜ならば』を記述し、「処理」の部分に『チケットを割引する』を記述します。条件Aの部分は『if(曜日 == 水曜)』のような記述となります。この「 == 」の部分を他の記号に変える事で、さまざまな条件を記述できます。

さまざまな条件の書き方
if( A == B )  →  もしAとBが等しいならば
if( A != B )  →  もしAとBが異なるならば
if( A > B )   →  もしAがBより大きいならば
if( A < B )   →  もしAがBより小さいならば
if( A >= B )  →  もしAがB以上ならば
if( A <= B )  →  もしAがB以下ならば

 上記のより大きい、小さいといった条件は、多くの場合は金額など数値の比較に使用します。以下に具体的な例を記します。なお、「$day」などの「変数」について、まだ理解ができていないという方は、第3回を参考にしてください。

 このほかにも次のような条件の指定が可能です。

○○と××が等しい(==)ならば
// $day という変数の中身が「水曜日」ならば $price より 500 円引き
  if( $day == "水曜日" ){
    $price = $price - 500;
}
○○と××が等しくない(!=)ならば
// $password という変数の中身が「oie」でないならば、メッセージを表示
  if( $password != "oie" ){
    print("パスワードが違います");
}
○○が××より小さい(<)または大きい(>)ならば
// $price という変数の中身が 120 円より小さいならば、メッセージを表示
  if( $price < 120 ){
    print("お金が足りません。");
}
○○が××以下(<=)または以上(>=)ならば
// $point という変数の中身が25以下ならば、メッセージを表示
  if( $point <= 25 ){
    print("不合格です。");
}

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この記事の著者

大家 正登(オオイエ マサト)

デジタルハリウッド『PHP 講座』講師。学生時代、スペイン語を専攻していたものの何故かプログラム言語に心が傾き、近所のフリープログラマーに弟子入り修行。その後中堅 SIer に 3 年間所属し、現在はフリーエンジニア。仕事の傍らジャズを演奏し、コントラバス 2 台と同居中。(ITエンジニア・大家正登のWeb...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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