APIデモプロジェクトの作成
まずは、APIデモのサンプルプロジェクトを取り込んで、実行してみることにしましょう。[File]-[New]-[Other]-[Android Project]を選択し、[Next]ボタンをクリックします。
「Build Target」にある[Android 1.6]にチェックを入れると(下図の(1)部分)、「Samples」(下図の(2)部分)が選択可能になるので、「ApiDemos」を選択して終了します。
作成したプロジェクトがコンパイルエラーになっている場合は、プロジェクトのクリーン(メニューから[Project]-[Clean])を実行してください。
以上で準備ができました。早速デモを動かしてみましょう。
APIデモプロジェクトの実行
ApiDemosプロジェクトを右クリックして、メニューから[実行]-[Android application]を選択します。まだ、「Virtual Device」の設定を行っていないので、「Android SDK and AVD Manager」が起動します。ここでターゲットとなる仮想環境を作成します。
任意の名前を入力し、「Target」に「Android 1.6 – API Level 4」を選択して、[Create AVD]をクリックします。
[Refresh](下図中(1))を押すと登録したVirtual Deviceが現れます。「Launch a new Android Virtual Device」(下図中(2))のラジオボタンにチェックを入れ、登録したVirtual Deviceを選択して、[OK]を押します。すると、エミュレータが起動します。
API DemosにはさまざまなAPIが含まれており、開発を進めていく中で参照する機会もあるので、一通り目を通しておくと良いでしょう。
エミュレータの基本操作
エミュレータの基本的な操作について説明します。
[ホームボタン](下図中(1))を押して、「ホーム画面」を表示しましょう。この画面がAndroidの入口です。
[ランチャーボタン](下図中(2))を選択すると、アプリケーションの一覧が表示されます。ここから各種設定やアプリケーションの起動、アンインストールが行えます。
最後にエミュレータの初期設定と、今後使用する各種操作を記載しておきます。今後のためにしっかりと目を通しておいてください。
表示言語・入力方法の変更
[ランチャーボタン]を押し、一覧から[Settings]を選択します。設定の一覧が表示されるので、[Language & keyboard]-[Select locale]から[Japanese]を選択すると、表示が日本語になります。
同様に「文字入力設定」の[谷歌…]のチェックを外し、「Japanse IME」が使用されるようにします。
アプリケーションのアンインストール」
アプリケーションをアンインストールする際には、同様に[設定]-[アプリケーション]-[アプリケーションの管理]から行えます。
アプリケーションの切り替え
[ホームボタン]を長押しすると、現在起動しているアプリケーションが表示されます。対象を選択するとアプリケーションが切り替わります。
画面の向きの切り替え
[Ctrl]+[F11]キーを押すと、エミュレータの縦⇔横表示が切り替わります。
まとめ
今回は、Androidの開発環境構築~エミュレータの利用方法までを見てきました。次回からは、早速アプリケーションの開発に入っていくことにしましょう。