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【MSDN Hacks】 .NETエンジニア必見の情報活用術 8選

開発者コミュニティ「わんくま同盟」有志によるMSDN活用テクニック集

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環境構築の手間なく開発製品を評価・学習するスゴ技

投稿者:oden氏(おでんをつつく会(仮))/ちゅき氏(PCだいちゅき

 「MSDNバーチャルラボ」は、リモートデスクトップ形式で実機検証できる無償のオンラインサービスです。手元の環境を改変せずにマイクロソフトの開発者向け製品を評価、習得できるため、環境構築の手間やライセンスフィーなどを考えると、費用対効果の非常に高いサービスと言えます。

 また、MSDNバーチャルラボの価値は評価検証だけにとどまりません。トレーニングマニュアルがついているため、既に環境が整っている方にとっても、ハンズオン形式で効率よく製品機能を試すのに役立つことでしょう。各トレーニングは特定機能を最大90分間で実習できるように設計されているため、短期間で効果的な製品機能の体験が可能です。

 公式の動作環境にはWindows XP、2000、2003と記載されていますが、筆者の手元のWindows VistaとWindows 7(どちらも64bit版)でも動作を確認しています。ブラウザはIE6以上で、CookieとActiveXを有効にしておく必要があります。また、Windows Live IDも必要です。

 MSDNバーチャルラボでは、次の製品やテクノロジのハンズオンが提供されています。Windows 7も当然含まれています。

  • Visual Studio 2008
  • Visual Studio 2005
  • .NET Framework 3.0
  • Windows 7
  • Windows Vista
  • 2007 Office system
  • SharePoint Server 2007
  • SQL Server 2005
  • Internet Information Services

 これは日本語版の内容ですが、英語版ではExpression Studio、.NET Framework 4といった最新の環境や、Windows Live、Azure Services Platformといったオンラインサービスの活用法までも体験することが可能です。操作方法はこれから紹介する日本語版と大差がないので、興味がある方はぜひ英語版もお試しください。

 なお、マイクロソフトの開発者向け以外の製品は、TechNetバーチャルラボをご利用いただくとよいでしょう。

バーチャルラボの利用手順

  1. IEで「MSDNバーチャルラボ」にアクセスします。MSDNオンラインのナビゲーションからアクセスする場合は、上部の[ラーニング]をクリックし、[バーチャルラボ]を選択します。
  2. [製品とテクノロジ別バーチャルラボ]から評価・習得したい製品やテクノロジを選択します。ここでは[Visual Studio 2008]を選択したものとして進めますので、名称は適宜読み替えてください。
  3. [Microsoft Visual Studio 2008を無料体験]から目的のバーチャルラボを選択します。ここでは[Visual Studio 2008 Professional Edition で行う単体テスト]を選択したものとします。
  4. [イベントの登録]ボタンをクリックして、続いて表示されるページで[登録]ボタンをクリックします。ここでWindows Liveにログインしていない場合はログイン画面が表示され、初めてバーチャルラボを利用するLive IDではアンケート目的の個人情報入力フォームが表示されるので指示通りに進めます。オンデマンドWebcastイベントの開始画面が表示されるので、画面に表示されるEnterキーをクリックしてください。
  5. バーチャルラボの開始画面に移り、しばらく待つと[バーチャルラボを開始]ボタンが表示されるので、これをクリックしてください。初めて利用する場合は[NTLM Authentication]ウィンドウが表示されるので、[Don’t ask me again]チェックボックスにチェックを入れて[Yes]ボタンをクリックしてください。すると、バーチャルラボの仮想環境上のデスクトップ画面がブラウザ上に表示されます。
  6. ブラウザの右側に[ラボマニュアル]へのリンクが張られていますので、そちらを参考にバーチャルラボを試してください。

バーチャルラボの中断と再開、終了

 利用時間が90分を過ぎると自動的に終了しますが、ウィンドウ右側の[バーチャルラボの終了]を選択し、明示的に終了することも可能です。1つのLive IDで同時に複数のバーチャルラボを利用することはできません。別のバーチャルラボを利用したい場合は明示的に終了するようにしてください。また、操作途中で誤ってブラウザを閉じてしまった場合でも、イベントの登録時にLive IDのメールアドレスへ再開用のアドレスが送られていますので、そちらから再開できます。

実務での使いどころ

 MSDNバーチャルラボのコンテンツは、移行計画や作業手順の標準化の作成時に非常に有効であると感じています。バーチャルラボを取り入れた移行計画や作業手順の標準化資料は、読み手が実際に手を動かしながら理解できるため、ホワイトペーパーやガイドライン記事、動画を併記するだけの資料と比べ、理解度の高い資料と感じられました。

 また、これらのMSDNバーチャルラボのコンテンツ群は、RSSで最新情報の一覧を得ることができます。筆者はRSSの最新一覧では他の頻度の高いコンテンツに埋もれがちであるため、MSDN Flashニュースレターのチェックと併用しています。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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