ユーザーエクスペリエンスのガイドラインを作成したい
今後の展開について教えてください
業務システムは、画面遷移、入力や検索といった単調なデザインになりがちですが、業務システム向けに、よりレベルの高いユーザーエクスペリエンスを提供していきたいですね。それを差別化ポイントとして、もっと上のレイヤー、アプリケーションに近いレベルで融合したフレームワークもオープンソースで提供していきたいと考えています。
さらに、パフォーマンスの面も重要なポイントです。業務で必要とされる数十万件のデータをどう見せるか、その実現には高いパフォーマンスが求められます。そして、高いパフォーマンスと共に複雑なものを求められるようになると重要になるのはバランスで、Curlに精通した高度な能力が必要になる場合もあります。
ロードマップとしては、どのような感じになりますか?
また、Curlはクライアント技術のイメージが強いと思いますが、今後はサーバソリューションも提供していきたいと考えています。さまざまなシステムと疎結合できる柔軟性もCurlの特徴ですから、サーバーサイドも含めることで生産性をさらに向上できます。他社製品とのコラボレーションや、ERPのパッケージや生産ラインのパッケージとの連携ということも考えています。
近い将来では、Curlをよく知っているギーク的なユーザーには、オープンソースのライブラリを選択して利用できる環境を提供し、ビギナーや簡単にアプリケーションを作りたい人にはオールインワンで提供していきたいですね。さらに、将来的な展望としてはクラウドでの運用も含めたトータルサービスを提供し、SCSならではのソリューションとして展開していくことになるでしょう。
求められる「モバイルへの対応」
直近ではモバイル対応でしょうか?
スターン氏
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モバイルデバイスには、様々な機種があり、機種ごとに画面サイズやユーザインタフェースも異なります。また、マウスを使わない仮想的なタッチ入力が採用され、リソースやスペックも多様です。
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最後に、それぞれメッセージをお願いします
ありがとうございました
Curlの統合開発環境や、今回紹介したUIコンポーネント群「Curl EXT」は、住商情報システム株式会社のサイトより無料でダウンロードできる。これまでCurlに触れたことのない開発者は、ぜひ開発の柔軟性や生産性を体験してみてほしい。