英語トラック
プログラム担当の鈴木たかのりです。PyCon JP 2011のProgramでは3つのトラックが並行で進行します(一部4つ並行する時間帯もあります)。ここでは、英語トラック(English Track)とその中で発表されるセッションについて紹介します。
なんで英語なの?
PyCon JPは日本で開催するPyConではありますが、日本人(+日本語話者)だけに閉じたカンファレンスにはしたくないという思いがもともとありました。
数年後の目標として、日本でAPAC(Asia-Pacific)地域のPyConを開くことを目指しており、その準備も兼ねて今回のPyCon JP 2011では英語トラックを用意することとしました。
どんな人が来るの?
KeynoteのTarek氏以外にも台湾から2名のスピーカーがPyCon JPのために来日されます。
Sinker Li氏はフリーランスの開発者です。今回は、自身が中心となって開発しているScribbooというGUIのオーサリングツールを組み込み用途で使用する方法について、Scribboo with Embedded Pythonというセッションで発表します。氏はPyCon 2011 AtlantaのPoster Sessionで発表をされたようです。
Hsin-Yi Chen氏はUbuntuなどで有名なCanonicalのソフトウェアエンジニアであり、KaLUG、HackingThursday、COSCUPなどのメンバーでもあります。今回はObject-oriented usage of using command line tools in Python というセッションでucltipというオブジェクト指向のコマンドラインツールを作成するためのライブラリとその使用方法について発表します。
PyCon JPに参加して彼らのような海外の開発者とも積極的に交流してみてください。
その他の英語セッション
他にも以下のセッションが英語での発表となります。
1つめは日本在住で英語も日本語も堪能なIan Lewis氏によるAsyncronous Python Programmingです。Pythonでの非同期プログラミングの入門編といった感じで発表する予定です。
もう一つは、シルバースポンサーでもある株式会社Nexediの社長 Yusei Tahara氏によるSlapOS, Python powered open source cloud computing systemです。SlapOSクラウドコンピューティングシステムについてデモを交えて発表されます。
会場について
再び広報担当の保坂です。
前回PyCon mini JPはりんかい線品川シーサイド駅にほど近い楽天タワーでの開催でした。今回のPyCon JP 2011も、偶然にも同じりんかい線品川シーサイド駅から近い産業技術大学院大学での開催となります。
けして品川シーサイドをPythonistaの聖地にするべく活動しているわけではありません。本当ですよ。
Pythonと産業技術大学院大学
産業技術大学院大学で開催されているInfotalkを主催していらっしゃる小山教授がPythonが好きということもあり、快く会場提供をお受けしていただきました。
また、助教である土屋先生もPyCon JP運営チームに参加しているほか、学生の方々も十数名一般参加者として参加する予定です。
次回
今回はちょと堅めな座長挨拶・基調講演・英語トラック・開催会場についての紹介でした。
次回は皆様から応募いただいたCFPから選ばれたセッションや、注目のセッションをピックアップして取り上げるとともに、Open SpaceやOffice Hourなど、今回のPyCon JPで実施する新しい試みを紹介する予定です。