1. はじめに
会社の同僚から新入社員向けのJavaの記事を書いてみないかという依頼があり、執筆することがありました。今回は初心者向けの技術文書を執筆することについての経験談を共有できればと思います。
本記事は著者個人の考えおよび経験に基づいて記述したものであり、所属する会社や組織の意見を表すものではありません。
2. 執筆者紹介(共通の質問項目)
2.1. 筆者プロフィール
合田 英二(ごうだ えいじ)。外資系大手IT企業で、大型SI案件のメンバーとしてプロジェクトに参画。現在では、SI案件の見積りツールの展開を担当している。
2.2. 代表的な執筆の成果物を教えてください
2.2.1. 記事
- 日経SYSTEMS:教えて!実装 & テスト工程 [第1回]~[第5回]連載(2007年10月号~2008年2月号)
- 日経ソフトウェア:これで納得!オブジェクト指向 Part3:RSSリーダーの作成と改良で学ぶ(2009年6月号)
2.3. そのような執筆活動を行うようになった切っ掛けを教えてください
自分が社外の雑誌で記事を執筆するなんて想像もできませんでしたが、会社の先輩からの紹介がきっかけとなりました。最初に書いてみない?と聞かれたときに、勢いでやらせてくださいと言ったことがよかったかもしれません。
2.4. 執筆活動のモチベーション(or やってよかったこと)は何ですか?
- 自分の経験が社外で共有され参照してもらえる
- 社内の優秀な方々と知り合いになれる
- 出版業界の仕組みを知ることができた
2.5. 個人的に理想としている筆者、文章などはありますか?
個人的に理想としている筆者は特におりませんが、目標とする文章はあります。読む人にとって分かりやすい文章でありながら、有益となるような文章です。
2.6. 執筆における失敗談、ブレイクスルーなどがあれば教えてください
執筆を経験することで、自分が伝えたいことが何かということをより明確に考えるようになりました。最初の雑誌の連載を書いたときのことです。
編集者から「ここの文章は結局何が伝えたいのでしょうか。箇条書きにしてみてくれますか」と言われたことがあるのですが、そのとおりに箇条書きにすると、1ページくらいの量の文章の内容がほんの数行になりました。
これ以来、伝えたいことは何かを考える場合、まず箇条書きで書いてみるようになりました。そうすることで執筆がスムーズに進められるようになりました。