コードカバレッジ
Premiumエディション以上を使っているのでしたら、せっかくですからコードカバレッジ機能も利用してみましょう。
コードカバレッジの設定
ユニットテスト実行時のコードカバレッジを見るには、以下のように設定します(Visual Studio 2010 Ultimate エディションの場合)。
まず、「テストの設定」ダイアログを開きます。下図のようにメニューから[テスト]-[テスト設定の編集]-[ローカル(local.testsettings)]と選びます([アクティブなテスト設定の選択]が[ローカル(local.testsettings)]の場合)。あるいは、ソリューションエクスプローラーで[Solution Items]配下にある[Local.testsettings]をダブルクリックしても、同じです。
すると「テストの設定」ダイアログが開くので、次の図のように、①左側のリストから[データと診断]を選び、②右側上の「ロール」リストで[<ローカルコンピューターのみ>]を選択し、③右側下のリストの中の[Code Coverage]の右のチェックボックスにチェックを入れてから、④そのリストの上にある[構成]ボタンをクリックします。
今度は「Code Coverageの詳細」ダイアログが出て来るので、カバレッジを計測したいアセンブリにチェックを入れます。ここでは、[Tddbc横浜.dll]にチェックを付けて、OKします。
ちょっと面倒でしたが、これで設定は完了です。
コードカバレッジの利用
それでは、再度テストを実行してから、「コードカバレッジの結果」を見てみましょう(メニュー[テスト]-[ウィンドウ]-[コードカバレッジの結果])。「コードカバレッジの結果」ペインの上部に並んでいるアイコン中の[コードカバレッジの色分けを表示](下図ではオレンジ色になっている)をクリックすると、カバレッジを計測したソースコードに色が付きます。
ここでは、「お題その3」(前回の記事(p.5))のテストケースをまだ書いていないのに、それに該当する製品コードを「うっかり」書いてしまった(「←追加」とコメントしてある2行)ために、テスト時に実行されなかった行(return 0.0m;)が赤い背景色で表示されています。「自動化テストがREDの時に、それをGREENにするためだけの製品コードを書く」というルールを守ってテストファーストしていれば、すべての行が青色の背景(カバレッジ100%)になったはずです。
このようにTDDにおいてコードカバレッジは、「ちゃんとテストファーストしたつもりだけど、うっかりテストなしで書いてしまったところはないかな?」ということを自分でチェックするために使います。当然ながら、「ここはTDDせずに直に書く!」と決めて書いたところは、赤くなります。100%じゃないから悪い、ということにはなりません。また、逆にたとえ100%だったとしても、テストケースがすべて正しいとは保証されませんから、バグはないということにもなりません。




