Androidテスト祭りについて
第二回Androidテスト祭りは、Android関連のソフトウェア開発におけるソフトウェアテストをテーマとしたイベントである。日本Androidの会の部会であるAndroid Test and Evaluation Club(以下ATEC)のメンバーで実行委員を結成し運営を行っている。去年行われた第一回Androidテスト祭りに続くイベントとなる。
今回のAndroidテスト祭りは、Androidを搭載したスマートフォンが国内で爆発的に普及した背景もあり、423名もの参加申し込みがあった。その数はテストをメインテーマとするイベントとしては、一日あたりの参加者がJaSST東京(ソフトウェアテストシンポジウム東京)に次ぐ、国内二番目の規模になる。
オープニング ~Androidテスト部とAndroidテスト祭りの概要
イベントの冒頭に、ATECの長谷川孝二氏によるオープニングセッションが行われ、ATECおよびAndroidテスト祭りの概要と、イベントの位置づけが説明された。
まずATECについて、2010年10月に日本Androidの会の公認の部として結成されたグループであると説明した。
またVモデルを引き合いに出しつつ、Androidテスト祭りのテーマとして、ユニットテストやその他開発支援のためのテストなど「下層」を検討対象にしたものと、受け入れテストやシステムテストなど「上層」を検討対象にしたものの、大きく2つを挙げた。
前回の第1回Androidテスト祭りでは「下層」を対象にし、今回は続編として「上層」を対象にしている。具体的なテーマとしては「セキュリティ」「受け入れテスト」「フラグメント対策としてのCIやリモートテスト」の3つだ。