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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Windows Azure: IaaSが一般利用可能に

連載:ScottGu's Blog翻訳

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新しいVMサイズ(大きいメモリオプションを含む)

 今回のWindows Azureリリースでは、パブリックプレビューからサポートしている既存の5つのVMサイズにさらに2つの新しいVMサイズを追加しました。これら2つの新しいVMサイズには、4 core x 28GB RAM8 core x 56GB RAMがあります。このオプションもVM新規作成時に選択できます。

 これらの新しいVMサイズにより、Windows Azureでさらに大きいワークロードが実行できます。これらのサイズや機能についての詳細は、ここからご確認ください。

新しいVM価格(21%から33%の値下げもあり)

 今回のWindows Azureリリースで、Windows Azureの通信オプションの大幅な値下げを行うことについても告知しました。この新しい価格設定では、以前告知したWindows Azure仮想マシン(IaaS)の価格から21%の値下げと、Windows Azureクラウドサービス(PaaS)を使用して展開したソリューションの33%の値下げを行っています。新しいVM価格は、WindowsおよびLinuxに対するAmazonのオンデマンドVM価格と対抗するものにもなっています。

新しいWindows Azure仮想マシン使用価格

 以下はWindows Azure仮想マシンの新しい1時間当たりのオンデマンドレートになります。

 以下、原文の表に該当します。

サイズ名 CPU Coreの数 メモリ Windows VM価格 Linux VM価格
極小 共有 768 MB $0.02/時 $0.02/時
1 1.75 GB $0.09/時 $0.06/時
2 3.5 GB $0.18/時 $0.12/時
4 7 GB $0.36/時 $0.24/時
特大 8 14 GB $0.72/時 $0.48/時
A6 4 28 GB $1.02/時 $0.82/時
A7 8 56 GB $2.04/時 $1.64/時

 上記の価格は1時間ごとのオンデマンド利用のものです(つまり、1時間ごとの利用料金以外に料金は発生しないということです)。Windows Azure仮想マシンの完全な価格設定については、ここをご確認ください。

確定割引価格

 また、標準のレートに大幅割引のある6か月および12か月プランも選択可能です。この確定プランだと、月ごとに定額をお支払いいただくと、使用するWindows Azureリソースの料金が割引されるというものです(金額が大きくなるほど、割引率が高くなります)。

 Windows Azureの確定プランのいいところは、VMの数やサイズ(また地域や利用可能なゾーン)をあらかじめ決めなくてもいいところです。各月に定額を支払っていただくと利用したWindows Azureリソースに対して割引きを行います。

 これにより、特定のしばりを気にすることなくサイズを動的に変更できるという柔軟性と、IaaS+PaaSベースのサービスを利用する(またそれらへの割引を利用する)オプションが得られます。これらの価格設定については、ここから確認してください。

その他の機能

 今回のWindows Azureリリースには、以下のようなVMの小さな更新が数多く含まれています。

デフォルトOSディスクサイズの増加

 プレビュー時は、デフォルトのOSディスクパーティションのサイズは30GBでした。お客様からのフィードバックにより、すべての新しいイメージのデフォルトサイズが127GBになりました。

管理者のユーザ名をカスタマイズする機能

 VMイメージを作成した時に、管理者アカウントのログイン名をカスタマイズできるようにしました。これにより、VM上でよく知られたユーザ名を避けることができます(セキュリティ上いい慣例です)。

デフォルトでRemote PowerShellを有効化

 PowerShellを使用して仮想マシンを展開する際、すべてのWindows Server OSイメージ(SQL Server、BizTalk Server、SharePointイメージを含む)でRemote PowerShellがデフォルトで有効になっています。これにより、新しく展開したインスタンスに双方向でログインする必要がなく、より簡単にVMの設定が自動化できます。

まとめ

 今回のリリースを待ちわびていらっしゃった方々のこともお聞きしており、リリースできて、大変うれしく思います。特に、プレビューを利用し、フィードバック下さった方々にお礼申し上げます。

 今回のリリースにより、誰もがより優れたクラウドのソリューションを構築できるようになりました。これらのソリューションは、IaaSおよびPaaSと統合することができ、WindowsおよびLinuxベースのソフトをともに使用することができ、より高速に結果を表示できるようになっています。

 皆さんがこれを使用してソリューションを構築されることを非常に楽しみにしています。

 もしまだWindows Azureアカウントをお持ちでなければ、無償トライアルにサインアップして、上記機能をすぐにお試し頂けます。アプリの構築方法などの詳細は、Windows Azure Developer Centerで確認してください。

 Hope this helps,

 Scott

 P.S.ブログに加え、現在Twitterを使って簡単な更新やリンク共有を行っています。twitter.com/scottguで、私をフォローしてください。

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WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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