2人の基調講演者
1日目(9/14)の基調講演者はPythonのコアデベロッパーでPython 3.2と3.3のリリースマネージャーのGeorg Brandl氏です。またBrandl氏はPythonのドキュメントで使用されているSphinxの作者でもあります。
2日目(9/15)の基調講演者はDropboxのRian Hunter氏です。Hunter氏はDropboxの三番目のエンジニアで、当初はLinux版のデスクトップクライアントを開発されていました。
同時通訳
今年は昨年に引き続き同時通訳の提供を行いました。同時通訳レシーバーによって英語→日本語の通訳を行いました。基調講演者には基調講演の一時間前に来ていただき、同時通訳者と講演内容について綿密な打ち合わせで講演のフローや用語の詳細な詰めを行いました。
また開催日前には同時通訳、動画配信、会場、ネットワーク担当者がそれぞれの業者と下見を行うなどして万全の体制で臨んできました。
当日の様子
基調講演はそれぞれの日の最初に行いました。基調講演を行うホールが参加者数500名を収容できないためサテライトの教室を用意していましたが、朝ということもありそれほど多く来ることもなく、幸いホールで収容可能になりました。カンファレンスの受付をホール前のホワイエに設置し、参加者の流れが自然に基調講演に向かうようにしました。同時通訳レシーバーは席にあらかじめ備え付けておき、必要とする人にはその席に座ってもらうことにしました。会場ではなるべく席を詰めてもらって、立ち見が出ないように気をつけました。ただ、空調については参加者のみなさまにご迷惑をおかけしてしまいました。あらかじめ十分に空調を効かせようとしていたのですが、実際に多く入場されるに従って空調の効きが悪くなってしまったようです。急遽、設定温度を下げるように対処したのですが間に合わず、参加者のみなさまには申し訳ないことをいたしました。例年PyCon JPは8月~9月に開催していますので、室温管理は引き続き課題と考えております。
基調講演そのものは聴衆の興味を引く内容であり、好評をいただけたと感じております。来年以降のPyCon JP/APACでも、参加者のみなさまに継続して価値ある基調講演を行えていければ幸いです。
チュートリアルについて
チュートリアル担当の畠です。
チュートリアルは今回新しい試みとして、業務でも使えるような実践的なチュートリアルを通じて、少しでも多くの人がPythonを使いこなせるようになり、普及していってほしいという思いで企画しました。
昨年好評だったハンズオンから一歩進んで、平日である金曜日の昼間に8時間みっちりと実践的な講義を行うというこの企画。
企画時点では平日であることとカンファレンス本体とは別にお金がかかることから、参加者が集まるのか不安でしたが蓋を開けてみれば36名もの方が参加してくれました。
当日は手を動かすのに忙しかったのか休憩時間になっても参加者の方がなかなか外に出て来ないで心配したりもしましたが、講師のお二人が素晴らしい講義を行ってくれたのもあって無事終了しました。
終了後の懇親会にも10名以上の方が参加してくれるなど、初の試みとしては成功と言って良い結果だったのではないかと思います。
講師のお二人にも感想を伺いました。
磯さん
1日を使ったチュートリアルは、PyCon JPが主催するイベントとしては初の試みであり、まだまだ至らない点も多かったと思いますが、概ねうまくできたのではないかと思っています。チュートリアルAでは解くべき問題と、それに適したデータ構造というテーマを中心にお話しました。データ構造がプログラムの見通しに与える影響について、実際に手を動かして体験すること。そして、特定のプログラミング言語に特化しない、普遍的な考え方の重要性がお伝えできたのではないかと思っています。参加者の方々のプログラミングスキルの幅が広く、テーマの設定、お話する内容の吟味はなかなか難しかったのですが、初心者~中級者の中間点くらいに設定したのはよかったと思われます。チュートリアルを支えてくださったスタッフの皆さん、そして参加者の皆様、ありがとうございました。
岡野さん
初めての試みということで、受講者のレベル設定や進め方が難しかったのですが、用意していた資料の内容は、すべて説明することができました。
少し駆け足になってしまいましたが、参加された皆さんは概ね演習の最後のほうまで進められたようなので、自分としてはやれるだけのことはやったのかなと思っています。
ありがとうございました。
