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災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方

災害コミュニケーション ITだからできるコト(6)

災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方(6)


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 移動先の主要幹線道路の通行止めが気にかかっていましたので、そちらも調べています(図4)。

図4. 主要幹線道路の通行止を把握する
図4. 主要幹線道路の通行止を把握する

 そして情報収集に最も時間を掛けたのが、交通規制や通行止めが起きていない主要幹線道路までのルートを探すことでした。情報収集には、国土交通省の各地方整備局が個別に管理する道路情報提供システムを活用しました(図5)。

 このシステムでは通行止め・閉鎖、片側交互通行、災害・事故規制、事前通行規制など多数の情報が掲載されており、私もツーリングの際にはたまに利用していました。

図5. 地域毎の通行止め・閉鎖の確認
図5. 地域毎の通行止め・閉鎖の確認

 しかし現地の状況を文字だけから推測するというのは、どうしても違和感が拭いきれません。そこで、ここでも国土交通省の各地方整備局が管理する近隣のライブカメラから最新映像を入手し、判断材料としました(図6)。

図6. 各地方整備局が管理するライブカメラの分布状況
図6. 各地方整備局が管理するライブカメラの分布状況

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松本 直人(マツモト ナオト)

1996年より特別第二種通信事業者のエンジニアとしてインターネット網整備に従事。その後システム・コンサルタント,ビジネス・コンサルタントを経て2010年より,さくらインターネット株式会社 / さくらインターネット 研究所 上級研究員。(2016年より一時退任)研究テーマはネットワーク仮想化など。3~5年先に必要とされる技術研究に取り組み、世の中に情報共有することを活動基本としている。著書: 『モノのインターネットのコトハジメ』,『角川インターネット講座 ~ビッグデータを開拓せよ~』など多数。情報処理学会 インターネットと運用技術研究会 幹事

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7507 2014/01/30 11:55

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