本連載では災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方について、さくらインターネット研究所が独自に調査研究を行った成果を元に、今後期待される災害コミュニケーションの在り方についてご紹介します。
全天球撮影で知っておくべき特性
今回は、全天球撮影と災害コミュニケーションへの応用について、前回ご紹介したRICOH THETAとMicrosoft Photosynthによる検証結果をご紹介いたします。
まずは全天球撮影の特性を理解するために、RICOH THETAと伸縮棒を用いて「全天球撮影の高度による情報量の変化」について検証を行いました(図1)。
RICOH THETAが取付られた伸縮棒を使い、数メートル単位で複数回の全天球撮影を行った結果を比較しています(図2)。いかがでしょうか? 一見しても、あまり大きな差は見られないように感じられます。
つづいて、これらデータをTiny Plnanet Photosを使ってラビットホール化してみました(図3)。
いかがでしょうか? 高度や樹木との距離によって、表現される空間情報に変化が見られることが、ご確認いただけるかと思います。全天周・全天球撮影を行って空間情報をデータとして保存する場合には、これらの特性があることをあらかじめ理解した上でデータ収集にあたる必要があるのです。
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松本 直人(マツモト ナオト)
1996年より特別第二種通信事業者のエンジニアとしてインターネット網整備に従事。その後システム・コンサルタント,ビジネス・コンサルタントを経て2010年より,さくらインターネット株式会社 / さくらインターネット 研究所 上級研究員。(2016年より一時退任)研究テーマはネットワーク仮想化など。3~5年先に必要とされる技術研究に取り組み、世の中に情報共有することを活動基本としている。著書: 『モノのインターネットのコトハジメ』,『角川インターネット講座 ~ビッグデータを開拓せよ~』など多数。情報処理学会 インターネットと運用技術研究会 幹事
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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