Windowsオンリーの時代は終わった
「5年前であれば、ミーティングに行くとほとんどの人がWindowsのラップトップを持っていました。でも今は、iPad、Androidタブレット、スマートフォンなどを持った人が同じぐらいいます」
エンバカデロ・テクノロジーズで製品担当ディレクターを務めるジョン・トーマス氏はこのように語る。Windowsのみを開発ターゲットにしていればよかった時代は終わり、今や多様なスマートデバイスもターゲットにしなければならなくなった。
しかも、多くの人は、一つのデバイスではなく、複数デバイスを状況によって使い分けているのだ。
「私自身も朝起きるときは、スマートフォンが目覚まし時計代わり。メールのチェックもスマートフォンを使います。オフィスでの仕事は、主にラップトップです。でも、夜、家に帰るとタブレットでWebを見たり、ゲームをしたりします」
つまり、時間帯ごとにデバイスを使い分けするユーザーのニーズに対応するには、どれか一つというわけにはいかないのだ。
では開発者として、このような変化にいかに対応していくべきか?