ネットワーク:Azure ExpressRouteの一般出荷
Azure ExpressRouteサービスのGAリリースについて発表することができ、非常にうれしく思っています。
ExpressRouteにより、AzureデータセンターとオンプレミスのIT環境間で、専用のプライベートな高スループットのネットワーク接続が可能になります。ExpressRouteを使用すると、公共のインターネット上にトラフィックを流すことなく、ネットワーク品質が保証されたサービスの有効化、および既存のプライベートネットワークやデータセンターの自然な拡張としてAzureを使用する機能を有効にして、Azureに既存のデータセンターを接続することができます。GAリリースの一環として、サービスのエンタープライズSLAおよびさまざまな帯域幅の階層も提供するようになりました。
以前、ExpressRouteについて、AT&T、Equinix、Verizon、BT、Level3などのプロバイダとのパートナーシップを発表しました。今回、TelecityGroup、SingTel、Zadaraとの新たなパートナーシップを発表することでき、非常にうれしく思っています。これらのプロバイダーを使用して、ExpressRouteでAzureに直接プライベートの光ファイバ接続を設定することができます。
詳細は、ExpressRouteのWebサイトで、確認することができます。
ネットワーク:複数のSite-to-Site VPN接続
非常にリクエストが多かった仮想ネットワーク機能、複数のSite-to-Site VPNサポートおよびVNET-to-VNET接続の2つをGAリリースすることができ非常にうれしく思います。
複数のSite to Site VPN
Azureの仮想ネットワークでは、複数のSite-to-Site接続をサポートしており、これにより、Azureの仮想ネットワーク(VNET)で複数のオンプレミスロケーションに安全に接続することができます。複数のSite-to-Site接続には追加費用は発生しません。VNETゲートウェイの稼働時間に対してのみ費用が発生します。
VNET to VNET接続
今回のリリースでは、VNET-to-VNET接続も有効にしました。つまり、複数の仮想ネットワークは、直接かつ確実に相互接続することができるということです。この機能を使用すると、同一および異なるAzure領域、またMicrosoftネットワークバックボーン経由のトラフィック安全ルートを持つ異なるAzure領域で実行されているVNETを接続することができます。
この機能により、複数の領域(例えば、欧州と米国や米国の東部と西部)に存在する必要がある場合のシナリオ、高可用なアプリケーション、非常に大きなネットワークに対する単一領域内におけるVNET統合が可能になります。また、複数の異なるAzureアカウントサブスクリプション間のVNET接続も可能になるため、組織の各部門間、さらに異なる企業間でもワークロードを接続することができます。VNET間を流れるデータトラフィックは、出力トラフィックと同じレートで請求されます。
詳細については、仮想ネットワークWebサイトでご確認いただけます。
ネットワーク:IP予約、インスタンスレベルのパブリックIPアドレス、内部負荷分散サポート、Traffic Manager
今回のリリースで、リクエストの多かった3つのIPアドレス機能も利用可能にしました。
IP予約
IP予約により、パブリックIPアドレスを予約して、それらをアプリケーションの仮想IP(VIP)アドレスとして使用することができます。これにより、静的なパブリックIPアドレスが必要なアプリケーションを削除もしくは再デプロイしても、そのIPアドレスが生き残るようにしたいというシナリオが可能になります。現在、サブスクリプションごとに5つのアドレスまで、無償で予約して好きなVMおよびクラウドサービスインスタンスに割り当てることができます。もし追加のVIP予約が必要な場合、追加料金によりアドレスを追加して予約できます。
この機能は、現在利用可能です。これは、新しくサポートされることになったPowerShellコマンドレットを使用して、コマンドライン経由で有効にすることができます。
#IPを予約 #New-AzureReservedIP# -ReservedIPName EastUSVIP -Label "Reserved VIP in EastUS" -Location "East US" #デプロイの際に予約したIPを使用 New-AzureVM -ServiceName "MyApp" -VMs $web1 -Location "East US" -VNetName VNetUSEast #-ReservedIPName EastUSVIP#
今後の管理ポータル更新で、ポータル管理サポートを有効にする予定です。
仮想マシンごとのパブリックIPアドレス
VMのインスタンスレベルのパブリックIPアドレスにより、仮想マシンにパブリックIPアドレスを割り当てることができるため、VIPを通じてエンドポイントをマップしなくても、直接アドレス指定が可能になります。この機能でIPアドレスを使用し、AzureでFTPサーバを簡単に実行したり、仮想マシンを直接モニタリングするようなシナリオが可能になります。
現在プレビューの形でこの新機能を利用することができます。この機能は、新規のデプロイまたは新規の仮想ネットワークでのみ利用でき、PowerShellを経由して有効にすることができます。
内部負荷分散(ILB)サポート
今回の新しい内部負荷分散サポートにより、プライベートIPアドレスでAzure仮想マシンを負荷分散することができます。内部負荷分散されたIPアドレスは、仮想ネットワーク(VMが仮想ネットワーク内にある場合)もしくはクラウドサービス内でのみアクセスできます。つまり、アプリケーション外の人はアクセスできません。内部負荷分散は、いくつかの層が外部と接触していない(データベース層など)、でも内部負荷分散機能が必要なアプリケーションを作成しているときなどに便利です。内部負荷分散は、追加費用なく仮想マシンの標準層で使用可能です。
現在プレビューの形でこの新機能を利用することができます。ILBは、新規のデプロイまたは新規の仮想ネットワークでのみ利用でき、PowerShellを経由して有効にすることができます。
外部エンドポイントのTraffic Managerサポート
Traffic Managerが、Azureエンドポイントおよび外部エンドポイント(以前はAzureのエンドポイントのみ)へルーティングトラフィックをサポートするようになりました。
Traffic Managerにより、指定したエンドポイントにユーザートラフィックの分布制御を行うことができます。Azure外部に存在するエンドポイントがサポートされているため、現在Azure、オンプレミス環境、さらに他のクラウドプロバイダーに広がる高可用なアプリケーションを構築することができます。すべての管理されたエンドポイント間でインテリジェントなトラフィック管理ポリシーを適用することができます。この機能は、プレビューで利用可能になっており、PowerShellを使用してコマンドライン経由で管理することができます。
その他の情報
予約IPアドレスおよび上記のネットワーク機能についての詳細は、ここからご確認いただけます。
