SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ASP.NET MVC5+Bootstrapでレスポンシブでリッチなサイトを構築

ASP.NETに採用されたBootstrapでCSSデザイン変更

ASP.NET MVC5+Bootstrapでレスポンシブでリッチなサイトを構築 第3回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォームを変更

 フォームを少し変更してみましょう。まず、ユーザー名を入力するテキストのクラス名に「input-lg」を指定して大きくしてみましょう。あわせて登録ボタンにアイコンを追加してみます。

修正後のアカウント登録ページ(views\account\register.cshtml抜粋)
<!-- フォーム部分 -->
@using (Html.BeginForm("Register", "Account", FormMethod.Post, new { @class = "form-horizontal", role = "form" }))
{
  @Html.AntiForgeryToken()
  <h4>新しいアカウントを作成します。</h4>
  <hr />
  @Html.ValidationSummary()

  <!-- (1)ユーザー名 -->
  <div class="form-group">
    @Html.LabelFor(m => m.UserName, new { @class = "col-md-2 control-label" })
    <div class="col-md-10">
      <!-- ★入力ボックスを大きくするように変更 -->
      @Html.TextBoxFor(m => m.UserName, new { @class = "form-control input-lg" })
    </div>
  </div>

  <!-- (2)パスワード -->
  <div class="form-group">
    @Html.LabelFor(m => m.Password, new { @class = "col-md-2 control-label" })
    <div class="col-md-10">
      @Html.PasswordFor(m => m.Password, new { @class = "form-control" })
    </div>
  </div>

  <!-- (3)パスワードの確認 -->
  <div class="form-group">
    @Html.LabelFor(m => m.ConfirmPassword, new { @class = "col-md-2 control-label" })
    <div class="col-md-10">
      @Html.PasswordFor(m => m.ConfirmPassword, new { @class = "form-control" })
    </div>
  </div>

  <!-- (4)登録ボタン -->
  <div class="form-group">
    <div class="col-md-offset-2 col-md-10">
      <!-- ★inputからbuttonに変更し、アイコンを表示 -->
      <button type="submit" class="btn btn-default">
        <span class="glyphicon glyphicon-user"></span> 登録
      </button>
    </div>
  </div>

}
変更後の入力フォーム
変更後の入力フォーム

 ブラウザで表示してみると入力ボックスが大きくなり、ボタンにアイコンが追加されていることが分かります。

Bootstrapでのアイコンの使用方法

 アイコンの使用方法は簡単で、<span class="glyphicon glyphicon-アイコン名">と使いたいアイコンの名前をspanタグで指定するだけです。Bootstrapでは160種類にわたるアイコンを無料で使用できますので、直観的なUIを提供したいときには使用を検討してみると良いでしょう。

アイコンの一例
アイコンの一例

Bootstrapのアイコンの仕組み

 Bootstrapのアイコンは、GLYPHICONSが提供するWebフォントを使用しています。Webフォントを利用するメリットは、従来のCSSスプライトや個別ファイルで実装するよりも管理やコーディングが簡単であることに加え、大きいサイズで表示してもデザインが崩れにくいメリットもあります。

 Bootstrapでは、以下のCSSにあるように「woff(Web Open Font Format:今後主流のフォント)」「ttf(TrueTypeFont:一般的なフォント)」「eot(Embedded OpenType:IE8用フォント)」「svg(Scalable Vector Graphics:iOS Safari向けなど)」の4種類のフォントを読み込むことで、マルチデバイスに対応しています。

BootstrapのCSSでのフォント指定(Bootstrap.css抜粋)
@font-face {
  font-family: 'Glyphicons Halflings';
  src: 
   url(../fonts/glyphicons-halflings-regular.eot);
  src: 
   url(../fonts/glyphicons-halflings-regular.eot?#iefix)
      format('embedded-opentype'),
   url(../fonts/glyphicons-halflings-regular.woff)
      format('woff'),
   url(../fonts/glyphicons-halflings-regular.ttf)
      format('truetype'),
   url(../fonts/glyphicons-halflings-regular.svg#glyphicons_halflingsregular)
      format('svg');
}

 なお、Font AwesomeというBootstrapのために作られているフリーのフォント群も存在しています。

次のページ
Bootstrapでのデザイン変更

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ASP.NET MVC5+Bootstrapでレスポンシブでリッチなサイトを構築連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

WINGSプロジェクト 青木 淳夫(アオキ アツオ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/7868 2014/07/08 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング