当回では、AWSアカウントを持っていない状況から、一から環境構築を行うという前提で以下の流れで作業を進めていく形を取ります。手順や画面キャプチャがこれまでの回とは異なり非常に多くなっていますが、ご了承ください。
- アカウント取得
- リージョン選択
- VPCおよびネットワーク構成の作成
- ルートテーブルの設定
- Redshiftクラスタの作成
- EC2インスタンスの作成
- EC2経由でのRedshiftアクセス確認
以降、AWSでの各種環境構築はブラウザ上で操作可能なAWSマネジメントコンソールを用いて行います。
当エントリ公開時点では最新のスクリーンショットを表示しておりますが、AWS側のアップデートなどでレイアウトや見た目などが変わることが予想されます。その際は適宜置き換える形で進めていただけますと幸いです。
アカウント取得
まずはAWSサービスを利用するために、AWSアカウントを作成します。
アカウントを所有していない場合、以下のドキュメントを参考にAWSアカウントを作成してください。すでにアカウントを所有している場合は、この手順はスキップしてください。
リージョン選択
今回の連載で使うための環境を構築するリージョンを選択します。AWSアカウントを取得して「AWSマネジメントコンソール」へのサインインを行ってください。
そしてサインイン処理後、画面右上のメニューから「Asia Pacific (Tokyo)」を選択してください(※今回構築する環境は全て東京リージョンに作成する方向で進めたいと思います)。
構成図
今回構築するAWS各種サービスの構成は以下のようなものを想定しています。AWS VPC内にシンプルにパブリックサブネットを1つ設け、その中にRedshiftクラスタとEC2インスタンスを配置。外部からのアクセスについては関連するセキュリティグループで制御を行う形としたいと思います。
AWSの枠の範囲内における、Amazon S3以外の要素を当連載回で構築する形です。