解説
以前、RGBを紹介しましたが、色の表現方法は他にもいろいろあります。その中で、パソコンを使っていてよく出てくるのは、HSVとCMYKです。
HSVは、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value)の略です。この色の表現方法は、人間にとって直感的で、画像の色を変える場合に、よく利用されます。
RGBとHSVは、計算式に従って機械的に変換可能なため、プログラム内でも、よく相互変換されます。
CMYKは、シアン(Cyan 水色)、マゼンタ(Magenta 赤紫色)、イエロー(Yellow 黄色)、キー・プレート(Key Plate 黒色)の略です。こちらは印刷でよく用いられます。
RGBのように、発光体の色の合成ではなく、インクなどの反射光による色の合成なので、若干くすんで色あせたような感じになります。そしてRGBとHSVのように、機械的に相互変換することはできません。変換すると色が変わります。
他にも色を表現する方法は多数ありますが、パソコンでよく使うこの2つを覚えておくとよいと思います。
サンプル
HSVを使用したコードを、JavaScriptで簡単に書いてみます。
<html>
<head>
<title>「HSV」のサンプル</title>
<!-- https://github.com/bgrins/TinyColor -->
<script src="https://rawgit.com/bgrins/TinyColor/master/tinycolor.js">
</script>
</head>
<body>
<pre><script type="text/javascript">
// 元の色
document.writeln("元の色");
var r = 200, g = 100, b = 50;
out(r, g, b);
document.writeln("");
// 色相を +30 ずつ
document.writeln("色相を +30 ずつ");
for (var i = 0; i <= 360; i += 30) {
var hsv = tinycolor({r: r, g: g, b: b}).toHsv();
hsv.h = (hsv.h + i) % 360;
var rgb = tinycolor(hsv).toRgb();
out(rgb.r, rgb.g, rgb.b);
}
document.writeln("");
// 彩度を 1/n ずつ
document.writeln("彩度を 1/n ずつ");
for (var i = 1; i < 6; i ++) {
var hsv = tinycolor({r: r, g: g, b: b}).toHsv();
hsv.s /= i;
var rgb = tinycolor(hsv).toRgb();
out(rgb.r, rgb.g, rgb.b);
}
document.writeln("");
// 明度を 1-0.2*n 倍ずつ
document.writeln("明度を 1-0.2*n 倍ずつ");
for (var i = 1; i < 6; i ++) {
var hsv = tinycolor({r: r, g: g, b: b}).toHsv();
hsv.v *= 1 - 0.2 * i;
var rgb = tinycolor(hsv).toRgb();
out(rgb.r, rgb.g, rgb.b);
}
// 出力関数
function out(r, g, b) {
var col = "rgb(" + r + "," + g + "," + b + ")";
var style = "color: " + col;
document.writeln(
'<span style="' + style + '">■' + col+ '</span>'
);
}
</script></pre>
</body>
</html>
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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