『絵で見てわかるWindowsインフラの仕組み』は、あらゆるシステムが備わっていると言っても過言ではないWindows/Microsoftの全体像を俯瞰した、ありそうでなかった解説書です。
誰もがWindowsの開発環境に身を置いているわけではありませんが、多くの企業でWindowsが標準的なシステムとして使われてるのも事実です。いつもとは違う開発環境――Windowsでシステム構築をしなければならなくなったとき、「これとこれがあれば大丈夫だな」ととっさに思い浮かぶか否かで作業の進み具合に大きな差が出るのは間違いありません。
本書の主な対象読者は、Windowsでシステム構築をし始めたばかりの方、あるいはWindows全体にはまだ詳しくない方、別の開発環境にいたのに異動でWindowsを使うことになった方など、Windowsのシステムインフラにどういう機能やサービスがあるのかを把握できていないという方です。Windowsをめったに使わない方でも、クライアントからはどんな要望があるか分かりませんから、備えておくのに役立ちます。
Windowsの地図さえ頭に入っていれば、事はスムーズに運びます。本書ではサーバー技術や主な製品、クラウドなど、個別の要素や技術には特化せず、Windowsとはどういうもので、何ができるのかを一望することができます。これ1冊で、充分に全体像を掴むことができるでしょう。