一日に20本以上ものトークが行われ、ハッカースペースも出展
ここのプログラム一覧を見ればわかるように、一日で22本ものトークが行われます。一つのトークはせいぜい15分ぐらいで、テーマごとに分けて「いまのオープンソースハードウェア界隈の状況をまるっと見渡す」ことが意図されているようです。突っ込んだ深い話は後でできるように、コーヒーブレイクや懇親会の時間も多く取られています。
セッション全体は以下の4つのテーマに分かれています。
- Science and Education(「科学と教育」これまで紹介した3セッションはすべてここ)
- Workflow:From Chip to Product(「チップから製品」設計ツールやICそのものの自作、法律的なライセンシングなど)
- Projects and Processes(「プロジェクトとやり方」具体的なプロジェクト紹介。オープンソースのラップトップ開発など)
- The Role of Open Hardware Going Forward(「オープンハードウェアを進めるための役割」タイトルはともかく、内容的にはLT大会のように思われた)
また、小さいながら展示ブースが設けられ、自作の基板を販売したり、プロジェクトを紹介する人たちが並んでいました。
フィラデルフィアのハッカースペース、The Hacktoryもブースを出していました。フィラデルフィアは文教都市として知られ、このハッカースペースも市政府の援助で充実した設備やスペースを備え、市民科学センターと協力して子供向けワークショップなどを行っています。
ハッカースペースが入居しているThe Department Of Making and Doingが、2つの大学の間にあって、さまざまなものがシェアできる施設としての意味合いもあり、フィラデルフィアの文教都市として性格を良く表していると感じました。公式Facebookページからアポイント依頼を送れば、かなり簡単に連絡がつくとのことなので、フィラデルフィアを訪れたハッカーはぜひ訪れるべきだと思います。
告知
2016年1月29日に、一部はこの連載でも扱ったような、アジアのメイカー事情をまとめた書籍『メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。』が出版されました。CodeZineのニュースで、山形浩生氏の解説を試し読みできます。ぜひチェックしてみてください。
The Hacktory
訪問難易度:★★★(星3つが最も簡単)
ニューヨークからバスで2時間ほど、日帰りも可能。公式サイトでワークショップの予約ができ、他に木曜日の7時からオープンハウスを行っているようです。
- 住所:3711 Market Street PA19104 Philadelphia The Department Of Making and Doing , アメリカ
- Webサイト
- Facebookページ
- HackerSpace Wiki
