OpenStackのインストール
今回はRDOのOpenStackインストーラであるpackstack(kilo)を利用します。OpenStack kiloをpackstackでインストールする手順は数多く公開されているため、ここでは簡単に流れを記述します。
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全ホスト共通
- firewalld(iptables)、SELinuxの無効化
- yum updateの実行
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管理ホスト
- yumリポジトリの設定
- packstackのインストール
- answerfileの生成と編集
- packstackの実行
全ホスト共通
SELinux、iptablesの無効化
Redhat Enterprise LinuxやCentOSでは、ホストのセキュリティ強化のための機能であるSELinuxが初期状態で有効になっています。また、Linuxには一般的にファイアウォールとしてiptables(netfilter)が存在します。 本来これらを適切に利用すべきですが、MidoNetをまず試してみる場合は、これら無効にしておくとトラブルが少なくて済みますので、今回は無効化しておきます。 セキュリティレベルが低下しますので、外部から接続できないネットワークで試すことをお勧めします。
$ sudo setenforce 0
恒久的に無効化する場合は、/etc/sysconfig/selinuxを下記のように編集し、サーバを再起動します。
(省略) SELINUX=disabled (省略)
次に、ファイアウォールを停止します。
$ sudo systemctl stop firewalld
こちらも恒久的に無効化する場合は、以下のコマンドを実行します。
$ sudo systemctl disable firewalld
管理ホスト
yumリポジトリの設定
packstackのインストールのため、EPEL、RDOリポジトリの登録を行い、yum updateを実行します。
$ sudo yum install -y http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/e/epel-release-7-5.noarch.rpm $ sudo yum install -y http://rdo.fedorapeople.org/openstack-kilo/rdo-release-kilo.rpm $ sudo yum update -y
packstackのインストール
先程のリポジトリからpackstackがインストールできるようになったため、yumでpackstackをインストールします。
$ sudo yum install -y openstack-packstack
answerfileの編集
packstackのインストール後、answerfileの生成と編集を行います。answerfileは、packstackどのようにOpenStackをインストールを行うかのパラメータを与えるファイルです。
$ packstack --gen-answer=answerfile
生成されたansewerfileを編集します。編集内容は以下のとおりです。
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デフォルトパスワードを設定
- CONFIG_DEFAULT_PASSWORDに任意のパスワードを設定します
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Swift、Ceilometerは利用しないため、インストールしない
- CONFIG_SWIFT_INSTALLにnを設定します
- CONFIG_CEILOMETER_INSTALLにnを設定します
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ハイパーバイザホストのIPアドレスを設定
- CONFIG_COMPUTE_HOSTSにcompute1のIPアドレスを設定します
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ゲートウェイのIPアドレスを設定
- MidoNetではネットワークノードは必要なく、代わりにゲートウェイノードを構成します
- CONFIG_NETWORK_HOSTSにgatewayのIPアドレスを設定します
- Demoテナント、Demoユーザを作成しない
- CONFIG_PROVISION_DEMOにnを設定します
(省略) CONFIG_DEFAULT_PASSWORD=<任意のパスワード> (省略) CONFIG_SWIFT_INSTALL=n (省略) CONFIG_CEILOMETER_INSTALL=n (省略) CONFIG_COMPUTE_HOSTS=10.148.154.35,10.170.9.11 (compute1、compute2のIPアドレス) (省略) CONFIG_NETWORK_HOSTS=10.148.154.39 (gatewayのIPアドレス) (省略) CONFIG_PROVISION_DEMO=n
packstackの実行
answerfileの編集が完了したら、answerfileを指定してpackstackを実行します。
$ packstack --answer-file=answerfile
OpenStackのインストールには暫く時間がかかりますので、完了まで待ちます。再起動が要求される場合がありますので、その場合は各ホストを再起動します。エラーなく終了すれば、OpenStackのインストールは完了です。
