動作確認
mbedからセンサーデータをBluemixへ送信する準備ができたら、変更後のNode-Redアプリケーションをデプロイしてください。
デバッグログを確認しながらmbedおよびアプリケーション・ボードを動かし、異常と判定された場合にのみ、定義したメッセージがTwitterにつぶやかれることを確認しましょう(図32、図33)。
異常ケースの確認ができたら、正常状態になるようにmbedおよびアプリケーション・ボードを平面に静止させて、Twitterへのつぶやきが止まることを確認してください。
確認が済んだらLANケーブルを抜いてセンサーデータの送信を止めるか、Bluemix上のアプリケーションを停止させます。
実際に動作確認をしてみると、異常値が10回連続したらつぶやくように変更したいなどの改善点が明らかになってくるかと思います。利用しやすいアプリケーションになるように、どんどん改良を試してみましょう。
なお、Node-REDで作成したデータ・フローは、クリップボード経由でエクスポートすることができます。フロー・エディター上で、ノードとワイヤーを全選択した状態(Macの場合は[Command]+[A]キー、Windowsの場合は[Ctrl]+[A]キーを押す)でエクスポートすれば、テキストファイルなどにJSON形式でバックアップ取得や配布が可能です(図34)。またインポートも、クリップボードから同様の操作で行うことができます。
第1部のまとめ
第6回の第1部は、Node-RED for Bluemixを利用した簡単なアプリケーション開発を実践しました。Node-REDは、プログラミングの専門家でなくてもIoTアプリケーションの開発や動作確認を手軽に試すことができるツールです。Node-RED for Bluemixを利用すると、MQTTサーバーやアプリケーションサーバーなどの環境を構築する手間を省くことができるため、アプリケーション開発作業に専念することができます。