ファイルメーカーは、独自のビジネスニーズに合わせたカスタムアプリの作成に必要な基本機能のすべてを備えたプラットフォームの最新版「FileMaker 15」を、5月11日に発売した。
「FileMaker 15」は、新たにTouch IDをサポートし、指紋認証によるカスタムアプリの起動が可能で、3D Touchもサポートしている。さらに、App Extensionsのサポートによってコンテンツのカスタマイズやクラウドベースのファイル共有に対応するほか、カスタムアプリによるiBeaconデバイスからの近接情報の取得にも対応する。
ソフトウェア更新の自動化や、スクリプトワークスペースの強化など自動化も進めており、スクリプトワークスペースでは元に戻す操作を複数回実行可能なので、編集中のスクリプトを確定させるまで復帰できる。また、新たなESSアダプタの追加で、PostgreSQLとIBM DB2への接続も可能になった。
このほか、Starter Solutionによる連絡先、目録、コンテンツ、タスクの迅速な管理など使い勝手の向上や、最長呼び出しの使用状況ログによる低速化の原因診断、進行状況でのポータルのデータフィルタリングやソートの完了時間の表示など、多彩な新機能が追加されている。
ライセンスについては、新たに5名以上のチームでの使用に適するユーザー数ベースの「FileMaker Licensing for Teams(FLT)」を開始した。デスクトップではユーザー接続用としてFileMaker Proを、iPad/iPhoneではFileMaker Goを、Webブラウザでは「FileMaker WebDirect」機能を使ってFileMaker Serverにアクセスできる。
税別価格は、「FileMaker Pro 15」が38000円、「FileMaker Pro 15 Advanced」が63000円、「FileMaker Server 15」が99000円、「FileMaker Licensing for Teams(FLT)」5ユーザー接続が年間96000円。なお、「FileMaker Go 15」は無料で使える。
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