近年データベースが要となる分野が急成長しています。人工知能やビッグデータ分析はもちろんですが、業務システムでもデータベースを用いないものはほとんどないと言ってもいいほどです。いままでデータベース操作を自己流でまかなってきた方、あるいはこれから学びたい方にプロが教える『SQL 第2版』を紹介します。
翔泳社が6月16日(木)に刊行した『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』は、初心者だけでなく自己流でやりくりしてきた方でも、データベースの基礎をゼロから体系的に学べる入門書です。
データベースの重要性は増していくばかりで、その流れはしばらく止まらないでしょう。だからこそ、多くの企業でデータベースエンジニアが必要とされています。これまでさまざまなシステムを開発してきた方でも、今後はデータベース操作ができなければ立ちゆかないかもしれません。何から学んでいけばいいのか戸惑ったとき、ぜひ本書を参考にしてください。
本書はデータベースを操作するための言語であるSQLをベースに、初心者でも理解できるように丁寧に解説しています。SQLを覚えれば、OracleやMySQLなどんなデータベースにアクセスする際にも応用ができます。特に初心者にとっては、まずは標準SQLを覚えてしまうのが手っ取り早いのです。
データベースの構造から構文や関数、テーブルの結合といった基礎を解説しつつ、WHERE句、GROUP BY句、HAVING句やサブクエリなどのSQLを使いこなすためのポイントも図とサンプルプログラムで理解しやすく説明しています。また、今回の第2版ではPostgreSQLを例にアプリケーションプログラムからSQLを実行する方法についての解説を追加しました。
本書はデータベース操作を始めたい、きちんと学び直したい方にとって心強い味方となるはずです。
目次
第0章 イントロダクション――SQL学習環境を作ろう
第1章 データベースとSQL
第2章 検索の基本
第3章 集約と並べ替え
第4章 データの更新
第5章 複雑な問い合わせ
第6章 関数、述語、CASE式
第7章 集合演算
第8章 SQLによる高度な処理
第9章 アプリケーションからデータベースへ接続する
付録 練習問題の解答
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)
翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です