SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Googleアナリティクスで計測するスマホアプリ

Googleアナリティクスを導入してスマホアプリを改善しよう

Googleアナリティクスで計測するスマホアプリ 第1回

スマホアプリでよく計測される内容

 スマホアプリに計測ツールを導入して、どのようなことを計測したらよいのでしょうか。ここでは、よくスマホアプリを計測する場合に設定する内容と、その値がどういう意味を持つのか、ということについてご紹介します。

アプリ起動時

 アプリはインストールされたら終わりではなく、起動されてはじめて使用されたことになります。よって、アプリが起動されたかどうか、ということはアプリの計測において特に重要な意味を持ちます。

通常の起動

 アプリが起動される毎に計測を行います。この計測を行うことで、ユーザがアプリを起動している頻度を確認します。この計測をベースに、よく使う指標としては以下の3つがあります。

  • MAU(MonthlyActiveUser)=月1回以上起動しているユーザ数
  • WAU(WeeklyActiveUser)=週1回以上起動しているユーザ数
  • DAU(DailyActiveUser)=1日にアプリを起動したユーザ数

 アプリの性質によってどちらの指標を注視すべきかは変わりますが、いずれもアプリが一定頻度で使われているかどうかを示す重要な値です。アプリのダウンロード数に対してこれらの値が低い場合は、アプリが使われなくなっているということが考えられます。その際には、Push配信などを行い、ユーザにアプリの存在をアピールする施策を検討する必要があります。

 また、もっと根の深い問題だと思われる場合は、アプリをインストールしているユーザにインタビューを行い、なぜアプリを使用しなくなったか、どういう機能があればこのアプリを使いたいか、などをヒアリングし、その原因を突き止める必要があるでしょう。

インストール後、アップデート後の初回起動

 ダウンロード、アップデートされただけで忘れ去られていないかを確認するために、起動のなかでも、インストール後、アップデート後の起動時の計測は、別物として扱ったほうがよいでしょう。

アプリの起動元

 アプリの起動方法は、OSホーム用意している画面からアイコンをタップして起動する方法以外にも、他のアプリやWebサイトに、自アプリ起動用のリンクを用意して呼び出してもらう方法もあります。さらに近年、Webブラウザ上のGoogleの検索結果から直接アプリを起動できる、ディープリンクという手法も出現しました。どのリンクからアプリが起動されているかを分析することで、自アプリへの有力な流入元を特定することが可能となります。この値を把握することで、自アプリの起動回数の増加を目指す上で大きな参考となるでしょう。

Push配信の開封

 アプリの大きな特徴の一つに、Push通知を使って、アプリ提供側からユーザに直接アプローチができるという点があります。ただし、送ったPush通知も開封されなければ意味がありません。Push通知がどれだけ開封されたかを計測することで、どのようなPush通知だとユーザに興味を持ってもらえるのか、という傾向が分かるようになるでしょう。

ページビュー、タップイベント

 Webページと同様に、ページビュー、タップイベントというような、画面内での操作を計測することは、アプリ内でのユーザの行動を炙り出します。これらを計測することでユーザがよく使っている機能、反対に使われていない機能や、どこにあるボタンがよくタップされているかということがわかるので、UIやUXの検討に役立つでしょう。

 以上、アプリの利用状況の計測においての代表的な観点をご紹介してきました。この他にも計測できるデータはありますが、それは今後の連載にてご紹介できればと思います。

 ただし、取得できるものはあくまでユーザが行動した結果のデータでしかありません。自社のアプリの特性をよく考え、取得したデータを使ってどういう分析を行いたいのか、ということを念頭に置いて計測で取得する内容を設計することで、計測で得られる情報の意義や効果は大きく高まるでしょう。

次のページ
計測にGoogleアナリティクスを選択するメリット

この記事は参考になりましたか?

この記事の著者

喜早 彬(NRIネットコム株式会社)(キソウ アキラ)

NRIネットコム株式会社所属。企業内業務用アプリ、コンシューマー向けアプリの担当経験を元に、モバイルアプリケーションの提案、設計、運用を行っています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9576 2016/10/03 14:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー