Nefryを実際に使ってみた
1. Nefryボードのインストール
まずはArduino IDEのダウンロードし、環境設定で以下のリンクを入力してNefryを検索します。
http://wamisnet.github.io/package_nefry_index.json
上記のURLを入力した後、メニューバーのツールから、ボード>ボードマネージャーを選択します。すると、一番下にNefryが追加されていますので、これをインストールします。
これで開発準備は整いました。
2. Arduino IDEでコードを書いてみる
次に、Arduino IDEで新規ファイルを開き、以下のコードを記入します。
#include <Nefry.h> //フルカラーLED ランダムにカラーが変わります。 void setup() { Nefry.println("フルカラーLED!"); randomSeed(analogRead(A0)); } int red,green,blue; void loop() { red=random(255);//random関数は0-255の数値をランダムに返します。 green=random(255); blue=random(255); Nefry.setLed(red,green,blue);//LEDがランダムに点灯します。 String color="Red:";color+=red; color+=" Green:";color+=green; color+=" Blue:";color+=blue; Nefry.println(color);//Nefry consoleで色を表示 Nefry.ndelay(1000);//1秒待つ }
保存したら「スケッチ内のコンパイルしたバイナリを出力」をクリックし、「コンパイルが完了しました」と表示されればOKです。
3. Nefryにコードを書きこむ
最後に、先ほど保存したファイルをNefryに書き込みます。
Nefryをバッテリーにさすと自動で電源がONになります。Wi-Fi一覧にNefryが表示されているので接続します。すると、自動的にNefryのページに飛び、各種設定をおこなえるようになります。早速、ファイルを書き込んでいきましょう。
メインページの「Upload Sketch」にて、先ほど保存したファイルを指定します。アップロードが完了すると、自動的にNefryが再起動します。
Nefryを確認すると、LEDがカラフルに光っているかと思います。このように、Arduino IDEでプログラムを作り、Wi-Fi経由でプログラムを書き込めるのがNefryです。とっても簡単ですね!
おわりに
今回紹介したのはLチカまでですが、NefryではGroveのセンサーをつけて、Webサービス同士を連携するサービス「IFTTT」を使って部屋をハックしたり、バックエンドサービス「milkcocoa」と接続してリアルタイムでデータを取得したり、といったことができるようになります。
Arduino IDEから簡単に操作できる「Nefry」で、IoTに挑戦してみてはいかがでしょうか。