参加者よりも、イベント主催者のための機能を作ってきた
イベントサービス「connpass」を運営するのは、Pythonに強いことで有名な株式会社ビープラウド。代表の佐藤さんにお話を伺いました。
人物紹介:佐藤治夫氏
株式会社ビープラウド代表。2011年からイベントサイト「connpass」を運営する傍ら、自身も積極的に勉強会やイベント活動をおこなっている。
話を伺ってきたのは、エンジニア向けのイベントを積極的に主催しているバックエンドエンジニアののびすけです。よく「connpass」を使って集客をしています。
人物紹介:菅原のびすけ
1989年生まれのバックエンドエンジニア。IoTLT、Swift愛好会、NodeBotsハンズオンなど、幅広いイベントを開催している。
のびすけ 今日はありがとうございます。connpassは人が集まりやすいので、その理由を聞きに来ました。
佐藤 秘訣かどうかはわからないんですけど、「参加者よりも、イベントの主催者にとっていい機能を作る」を軸にサービスを作ってきました。
イベント主催者が使いやすければ、いいイベントが増えて、参加者が増えて。参加者の中から、「イベントを自分でやってみようか」みたいな人がどんどん増えていくという感じですかね。
主催者のために開発したものの一例が「グループ機能」ってやつです。
佐藤 ITコミュニティを「グループ」という単位で表現しています。イベントを開催した後、コミュニティがうまく回るようにと思って、2年前から追加しました。
あとは、「知り合いのエンジニアさんが開いていたり、参加しているイベントが気になる」という意見がすごく多かったので、「誰々が参加しました」という通知を出すようにしています。
のびすけ たしかに僕も「知り合いが参加しているなら参加しようかな」と興味が出ます。
佐藤 機能を実装してからしばらくして、去年の12月かな、「ささみ」っていうインフラ系の勉強会に参加したときに、connpassの通知メールを見てイベントに参加したことがある人が会場の80〜90%くらいいたので、結構効果あるなって。
のびすけ 90%はすごいですね。
佐藤 そうですね。だから、メール以外でも、iPhoneアプリのプッシュ通知や、FacebookやTwitterなどのSNSにも出すようにしました。
SNS通知の一例
Go!!!! / Go言語初心者向けハンズオン に参加を申し込みました! #golangjp https://t.co/2P7a128zPi #golangjp
— のびすけ / sugawara (@n0bisuke) 2016年10月7日