2019年2月14日~15日に開催された「Developers Summit 2019」。本ページでは当日の模様をレポートした記事を紹介しています。また、登壇者の方々が公開している資料もまとめています。当日来場された方も来られなかった方も、ぜひご覧ください。
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翔泳社主催のソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers Summit 2019」(以下、デブサミ2019)の関連資料一覧です。以下、敬称略。随時更新します(2019/04/16 14:36 更新)。
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デブサミ2019アワードの受賞者が決定、ベストスピーカー総合1位は漆原茂氏
翔泳社は、2月14~15日に開催された「Developers Summit 2019(デブサミ2019)」における、来場者アンケートなどを元に決定した各賞の受賞者を発表した。
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エンジニア定年退職を迎えたよしおかひろたか氏が語る、パラダイムシフトを乗り越える生き方【デブサミ2019】
「人生100年時代」と言われる現代。定年退職を迎えたエンジニア人生の先には、何があるのか。その回答として、まさに先ごろ60歳でエンジニアとしての会社員人生を終えたよしおかひろたか氏は、東京大学大学院に入学し、学びなおすという道を選んだ。その理由は、とある「パラダイムシフト=社会における価値観の劇的変化」にあったという。IT業界で多発するいくつものパラダイムシフトを、我々エンジニアはどのように乗り越えていくべきか。講演の中で示された60年越しの解答をもとに、実践的な処世術を身につけたい。
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システム移行で「諦めるべきこと」と「こだわるべきこと」――15年物のレガシーシステム、カイゼン現場の成功例【デブサミ2019】
システムはやがて老朽化する。「レガシー」と呼ばれるほど古びた現行システムを、どのようにモダナイズするか。それはそれは長年運用してきたWebサービスやエンタープライズ系システム開発における、常時の関心事だ。少しずつリファクタリングするか、一度にビッグバンリリースするか。マイグレーションの意思決定はそのどちらかという極端な方向に振れがちだが、どちらでもない「ちょうどいい」選択肢による成功例があった。このセッションでは、VOYAGE GROUPが15年物の巨大なオンプレシステムをクラウド移行した事例...
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我々はなぜKubernetesを使うのか――クラウドネイティブ時代のアプリケーション開発【デブサミ2019】
昨今におけるクラウドテクノロジーの隆盛と呼応するように、「クラウドネイティブ」や「マイクロサービス」といったIT業界の流行語が生まれてきた。その中心にあるといってもよいのがコンテナ型仮想化と、そのオーケストレーションエンジンであるKubernetesである。なぜクラウドネイティブ、そしてマイクロサービスといった流行語が生まれてきたのか。そして、なぜその文脈でKubernetesが出てきて、どのような役割を果たしているのか。『Kubernetes完全ガイド』の著者、青山真也氏による講演で、Kub...
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あいまいな意思決定に別れを告げる、データ駆動戦略の「三種の神器」とは? DMM.comのノウハウ【デブサミ2019】
データ駆動戦略を活用すると、「直感的な仮説」を基にしたあいまいな意思決定から解放され、プロダクトにとって価値のある開発だけを行うことができるようになる。DMM.comでは、実際にデータ駆動戦略を主軸に据えたことが、組織編制から開発、マーケティングに至るまで、成長を続ける契機になった、とプロダクトオーナーの石垣雅人氏は語る。しかし、一口にデータ駆動戦略と言っても、データ収集はどのように行い、そして活用していくべきなのか。このセッションレポートでは、成長の軸として強調された、データ駆動における「三...
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アジャイル開発チーム発足からわずか1年でMaaSリリース! デンソーのチームビルディング【デブサミ2019】
デンソーは2017年からデジタルイノベーション室を新設し、アジャイル開発を始めた。そしてたった1年で顧客向けにMaaSの新サービスを提供するまでに至った。デンソーの開発体制やアジャイル開発を通じて得た知見を、同社 佐藤義永氏と冨田進氏が発表した。
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並列処理に関数型…でも学習コストは高くない!? Web開発者のためのElixirのススメ【デブサミ2019】
ErlangのVM上で動作する関数型言語「Elixir」。Ruby風とも言われる文法のわかりやすさと、大量の並列処理を安定的に実行できる特徴から、近年ではゲームやSNS、コンテンツ配信などのWebアプリケーション開発で採用される事例も増えている。とはいえ、RubyやPythonなどに比べるとマイナーな言語で、Elixirを扱えるWeb開発者もまだまだ少ないのが実情だ。比較的歴史の浅い言語であるうえ、「並列処理」や「関数型」といった特性に対する敷居の高さ、学習コストへの懸念から、開発者に敬遠され...
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不具合に強い「柔軟性」を持つ設計・実装とは?――ドラゴンクエストXを支える失敗事例【デブサミ2019】
オフラインゲームの時代では、リリースとは「業務の完了」のことであった。一方オンラインサービスでは、リリースはユーザー対応という「業務の始まり」を意味している。この時代における「良い設計・実装」とは何だろうか。ドラゴンクエストXのプロデューサー、青山公士氏はその問いに「柔軟性」であると回答する。要件の実現は大前提とした上で、さらに不具合や顧客要望への柔軟な対応を可能とする設計・実装。それを実現するための教訓が、このセッションで語られた数々の失敗事例に詰まっていた。6年半という長期の運営だからこそ...
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「IBM Q」に学ぶ量子コンピューターの基本と未来【デブサミ2019】
量子力学の原理を活用する量子コンピューターは、超並列計算処理でモデル化・定式化した問題を解くことができることから、これまでは計算が終わらないために近似解しか得られなかった問題の解が現実的な時間内に求められるとし、ビジネス領域での活用含めて大きな注目が集まっている。そんな量子コンピューターを理解するために、日本アイ・ビー・エムの東京基礎研究所で副所長を務める小野寺民也氏が解説した。量子を使うとはどういうことか、量子コンピューターの開発はどこまで進んでいるのか、そしてIBMが開発した世界初の汎用近...
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漆原氏が語る「一生エンジニア」でいる方法――理論と情熱で35歳定年説を論破する【デブサミ2019】
「皆さん、コード書いてますか?」――ITエンジニアの祭典「Developers Summit 2019」は、そんな呼びかけから開幕した。拡大鏡をかけながらでも、コードを書き続ける生涯を目指す。そう語られたこのセッションは、「エンジニア35歳定年説」という「嘘」を論破するための、理論と情熱にあふれた内容であった。セッション内では科学的なエビデンスを論拠とする数々の方法論が示され、そこには「一生エンジニア」を実現するためのノウハウが詰まっている。それを目指すエンジニアの方はもちろん、若手エンジニア...
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Redmine活用でトラブルを防ぎ、プロジェクトを成功へ導くためのコツとは【デブサミ2019】
規模の大きなプロジェクトになると、大人数ゆえに意思疎通がうまくいかないこともある。気づかぬうちにトラブルが進行し、気づいた時にはもう手遅れ、あるいは致命的な状況になっていることも。どうしたらプロジェクトのトラブルを予防できるのか。Lychee Redmineをトラブル予防の観点でどう活用できるか、フューチャーアーキテクト 品質管理室長 稲垣 哲也氏が解説する。
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「エバンジェリスト」「アドボケイト」は何をやっているのか? エンジニアのキャリアとして考える役割【デブサミ2019】
最近、エンジニアの新しいキャリアパスとして「エバンジェリスト」や「アドボケイト」といった職業がよく聞かれるようになりました。エンジニアリングとマーケティング知識が合わさった、スペシャリストやゼネラリストに次ぐ「第三の道」として注目を浴びています。「Developers Summit 2019」で行われた株式会社MOONGIFT 代表取締役 中津川篤司氏のセッションでは、エバンジェリストやアドボケイトに関するさまざまな情報をキャッチアップすることができました。本記事ではその模様をレポートします。...
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Amazon Goを再現するべく奮闘! ついに実店舗もオープンした「横田deGo」プロジェクトの軌跡【デブサミ2019】
「レジなし無人スーパー」として米国シアトルで一般公開され、各方面で大きな注目を集めた「Amazon Go」。その内容に衝撃を受け、日本国内でも「レジなし店舗」を実現・実践した取り組みが少しずつお披露目されてきています。「Developers Summit 2019」で行われたクラスメソッド株式会社 代表取締役 横田聡氏のセッションでは、Amazon Goの先進性・革新性にいち早く注目し、また驚異的なスピード感で「レジなし店舗」実現を果たした、通称「横田deGo」プロジェクトのこれまでの経緯につ...
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DevOpsツールの導入で、開発はどう進化する? エンタープライズ企業での活用方法【デブサミ2019】
現代のソフトウェア開発においては、DevOpsの実践や高度な開発プラットフォームの構築が必要不可欠になっている。その体制を支える屋台骨となるのが、バージョン管理ツールやCI/CDツールといった優秀なプロダクトの数々だ。本セッションの前半パートでは株式会社セガゲームスの上田展生氏が、「モバイルゲーム開発に『GitHub Enterprise』を導入することで開発体制をどう変えたのか」を、後半パートではマクニカネットワークス株式会社の根本竜也氏と廣田華代氏が、「各種ツールの導入によりDevOpsが...
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2時間のバッチ処理を15分に短縮! タウンワークのパフォーマンス改善奮闘記【デブサミ2019】
全国のアルバイトやパートの求人情報を提供する「タウンワーク」。フリーペーパーとWebサービスを支えるシステムは10年以上にわたって「保守的な改修による継ぎはぎ」を繰り返し、その結果、広告原稿の入稿処理というシステムの根幹を支えるフローが複雑かつ巨大に成長してしまった。特にオリンピックイヤーを控える現在、求人広告の掲載数は増加しており、比例して掲載バッチ処理時間は延び、パフォーマンスに著しい劣化が発生。そんな「レガシーコード」に対してシステム全体を俯瞰しながらメスを入れ、2時間かかっていた処理を...
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ハイブリッドクラウド運用のベストプラクティス! HCIとRPAの連携で自動化・省力化を実現【デブサミ2019】
ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)ベンダーの先駆けとして、常に市場をリードしてきたNutanix。複雑化する一方のデータセンターのアーキテクチャを簡素化し、システム運用管理に掛かる負荷を大きく軽減できる技術として期待を集めているHCIだが、これをRPA(ロボティティクスプロセスオートメーション)と組み合わせることで、さらなる自動化・省力化が可能になるという。そのベストプラクティスが語られた。
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自分が思い描くことを形にできるのは楽しい! エンジニアが幸せなキャリアを築くにはどうすればいいか?【デブサミ2019】
さまざまなスキルや経験、働き方など、ソフトウェアエンジニアのキャリアの選択肢が広がっている。それ自体は喜ばしいことながら、どのようにキャリアを組み立てていくか、悩む人も多いだろう。ラクスル株式会社の泉雄介氏は元々作曲家で、次第に映像分野も手掛けるようになり、さらには起業経験もあるというユニークな経歴を持つ。その経験を踏まえ、デブサミ2019のテーマである「FUN」の要素も織り交ぜながら、普遍的なキャリアのあり方について語った。
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セキュリティテストを自動化&スピード化し、DevSecOpsを実現する最先端ツール「Seeker」とは?【デブサミ2019】
企業や官公庁、団体のシステムを標的としたサイバー犯罪の手法は、多様化・高度化する一方だ。攻撃に負けない堅牢なセキュリティを実現するために、開発者の負荷は増え続けている。だが納期やリソースが限られた中で迅速に脆弱性を発見・修正するのは、もはや人手では対応しきれない。そこで注目を集めているのが、自動化されたセキュリティテストをDevOpsに組み込む「DevSecOps」だ。日本シノプシスの最先端IASTツール「Seeker」によるテストの自動化と、そのメリットについて吉井氏が語った。
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1000人規模の顔認証受付サービスを1カ月で構築! セキュリティも考慮した開発の舞台裏【デブサミ2019】
画像認識・AIの展開例として注目される「顔認証」。最先端の技術ながら、AWSで提供されているAPIサービス「Amazon Rekognition」を用いれば簡単に顔認証システム構築ができるという。その実践として2018年4月にAWSに新卒入社した5人が、社内イベント向けの顔認証受付サービスをわずか1カ月で構築した。はたして短期間でどのように開発を進めたのか、またセキュリティ・コンプライアンスにどのように準拠したのか。メンバーの1人である同社アソシエイト ソリューション アーキテクトの針原佳貴氏...
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5年半で蓄積されたデータを活用し、外食産業の業務効率化に取り組むトレタ【デブサミ2019】
株式会社トレタは2013年7月の創業から、飲食店向けの予約/顧客台帳サービスを展開してきた。蓄積された予約データはこの5年半で、同社の「トレタ」を導入した約15000店舗と予約件数約6600万件、予約人数約2億8000万人にも上る(2019年2月時点)。それらを活用して分析された繁盛店の傾向や、リピーターを倍増させるためのノウハウなどについて、株式会社トレタ 取締役 COO/CFO 最高執行責任者 兼 最高財務責任者 コーポレート本部 本部長である吉田健吾氏が紹介した。
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フォントを活用して、MRをアップデートせよ! ポスト・スマホ時代に向けたUX最適化【デブサミ2019】
ビジネス文書から広告、書籍、デジタルコンテンツに至るまで、幅広い用途で使用されているモリサワフォント。現在はAPI経由でのフォント利用も可能になっており、活用の幅はいっそう広がっている。そのモリサワとともにデジタル環境におけるUXの共同研究を行っているのが、神戸デジタル・ラボだ。本セッションではモリサワ 相川晴俊氏と神戸デジタル・ラボ 堀尾風仁氏が「フォント×Mixed Reality(以下、MR)」によってどのような未来を実現しようとしているのかを語った。
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開発から10年を越えたエンタープライズ巨大アプリ! マイクロサービス・コンテナに全面移行するにはどうすればいいか?【デブサミ2019】
既存のモノリシックな業務アプリケーションを、どのようにマイクロサービスに移行するかは、エンジニアにとって現在大きな課題のひとつとなっている。せっかく問題なく稼働しているものを、いかにパフォーマンスを落とすことなくリニューアルするのか。ドリーム・アーツでは、10年以上にわたって運用され、200万行を越えるApache Struts1のWebアプリケーションを、Kubernetesアーキテクチャへと段階的に移行しつつある。現在も着々と進行中の移行プロジェクトについて、同社CTOの石田健亮氏が語った...
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Webサーバーだけじゃない! マイクロサービス化を支援するNGINXのサービスとは【デブサミ2019】
2018年10月に東京オフィスを開設し、日本市場への本格参入を発表したNGINX社。高速軽量なオープンソースのWebサーバー「NGINX」で知られる同社では、その商用版としてエンタープライズ向けに機能拡張を図ったサポート付きの「NGINX Plus」も開発・販売している。さらに近年では、複数のNGINX Plusをモニタリングして集中管理できる「NGINX Controller」や、アプリケーションサーバー機能も備えたWebサーバー「NGINX Unit」などをリリース。これらの製品群により、...
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IoTアプリ開発をノンコーディングで! Node-REDはこう活用しよう【デブサミ2019】
身の回りにIoT機器が増えてきている昨今、エンジニアからすれば、IoTアプリ開発の機会や必要性が高まっていることになる。では、IoT開発の経験が少なくても開発を楽しむにはどうすればいいのか? ウフルの山崎亘氏がポイントを紹介した。
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HashiCorp製品を駆使し、社員15人でも大規模インフラを運用! grasysの設計方針と起業のススメ【デブサミ2019】
grasysは2014年に長谷川祐介氏によって設立された、クラウドを活用した大規模なインフラや分析基盤の設計・構築・運用保守サービスを提供するMSP事業者。社員数15人という小規模なベンチャーながら、 Google Cloud のプレミアサービスパートナーやHashiCorpのサービスパートナーを務めている。今回のセッションではHashiCorp社の製品の紹介と共に、長谷川氏がなぜ起業したのか、その経緯と起業に必要な知識を披露。30代に入ると、徐々に部下のマネジメントが増え、エンジニアの仕事が...
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ブロックチェーンはもはや遠い技術ではない――Azureが提供する最新のサービスで学ぶ【デブサミ2019】
ビットコインなど仮想通貨をきっかけに使われ始めた技術、ブロックチェーン。Blockchain2.0で取引や手続きの登録、履行の記録ができるように進化したことで、製造記録、流通過程のトレーサビリティ、真正性認証などへの応用が期待されている。後者の製造記録や流通のトレーサビリティの実現に欠かせないのがIoTの仕組みだ。マイクロソフトではブロックチェーン、IoTを容易に実現するためのサービスをAzure上で提供している。ブロックチェーンの概要およびそれを容易に実現するためのAzureサービスについて...
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「年末年始の高負荷」をどう軽減するか? モンストがアプリ・インフラ両面から挑戦した負荷対策【デブサミ2019】
人気スマートフォンゲーム「モンスターストライク(以下、モンスト)」は、ゲーム内のイベントやキャンペーン開催時に、サーバーが高負荷になりやすい課題を抱えていた。特に年末年始においては、新年を迎える深夜0時のタイミングでアクセス数がピークを迎える。この課題を解消すべく、モンストのエンジニアリングチームは2019年元旦の高負荷に備えるための負荷対策を実施したという。本セッションでは、株式会社ミクシィ モンスト事業本部 開発室 室長 白川裕介氏が、彼らの取り組んだ施策の詳細を解説した。
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Azureクラウドネイティブスタックで、すばやく最大限の価値を提供――サービス選択のポイントは? 【デブサミ2019】
マイクロサービスや分散アプリ、DevOps、コンテナサービス、サーバレスなど、アーキテクチャや技術トレンドは刻々と変化し、エンジニアに求められる選択肢は多岐にわたっている。その一方で、Time to Market(サービスがリリースされるまでの時間)はどんどん短くなっているため、悩んでいるエンジニアも多い。そこでそれらの悩みを解決するCaaSやFaaS、DevOpsなど、Microsoft Azureが提供する、クラウドネイティブアプリケーション構築のためのプラットフォームについて、日本マイク...
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コロプラがSpanner+GKEの新技術を導入、成功させられた5つの理由とは【デブサミ2019】
新しい技術への挑戦は、企業ごとのさまざまな制約によって、容易なものではない。スマホのゲーム業界で名をはせるコロプラでさえ、数年前までは開発効率を重視した枯れたテクノロジーを利用していたという。そんなコロプラがGCPやGKE(Kubernetes)、Google Cloud SpannerやSREといった新しいテクノロジーへの切り替えに踏み切った背景や、その過程で得られた知見について、株式会社コロプラ エンジニアリング本部 第1エンジニアリング部長の廣本洋一氏が語った。
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人材活用クラウドサービス「HRMOS」開発にJavaのスキルが生かせる言語「Kotlin」を採用【デブサミ2019】
「HRMOS(ハーモス)」は、「Human OS」のキャッチフレーズを持ち、人材活用に特化したクラウドサービスのプラットフォームだ。2016年に「HRMOS採用管理」をリリースして大きな反響を呼び、その後も基盤となるデータベース「HRMOS Core(ハーモス コア)」をリリースし、さまざまなサービスモジュールを追加しつつある。今回のセッションでは、まずHRMOSおよびHRMOS Coreを中心に、これらの製品の特長や人材管理・活用におけるメリットを紹介。続いて同社が「HRMOS Core」を...
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「自分を信じて第一歩を踏み出そう」――量子コンピュータの研究者からAWSのエンジニアへキャリアチェンジしてみて【デブサミ2019】
近年、大学や研究所などアカデミック分野から企業のR&Dへキャリアチェンジをする人が増えているという。国立情報学研究所での量子コンピュータの基礎研究から2017年にキャリアチェンジし、2018年4月からはアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(AWS)にてエンジニアとしてのキャリアを歩み始めた宇都宮聖子氏もその1人だ。14年にわたる研究生活を経ての企業への転職だったというが、戸惑いや不安はなかったのか。宇都宮氏は、アマゾンの社員の行動規範とも言える「リーダーシッププリンシプル」を縦糸にして...
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Amazon Alexaスキル開発を今すぐ始めよう――スキル内課金の日本上陸に向けてデベロッパーが押さえておくべきポイント【デブサミ2019】
Alexaが日本に上陸して以来、Alexaを搭載したデバイスが各社から続々と登場して、VUI(音声ユーザーインターフェイス)の浸透した世界の到来が目前に迫っている。Amazon Payを利用したAlexaスキルでの収益化が日本でも始まった今、デベロッパーが知っておくべき知識・情報は何だろうか。Alexaを活用して収益化を目指す方法について語られた、アマゾンジャパン合同会社 アレクサビジネス本部エバンジェリストの畠中 俊巳氏によるセッションの模様をお届けする。
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Infrastructure as Codeの実践やマイクロサービス開発でモダン開発に挑戦【デブサミ2019】
自動車アフターマーケットを中心に、幅広い業種・業界の現場業務を支援するソフトウェアやITソリューション、各種サービスなどを提供している株式会社ブロードリーフ。同社では、より効率的で高品質な開発体制を実現するべく、インフラとアプリケーションの両面からモダン開発への移行にチャレンジしている。セッション前半では、老朽化したデータセンターをクラウドに移行するプロジェクトでのInfrastructure as Code導入について発表。また後半では、Spring Bootを使ったマイクロサービス開発につ...
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サービス開発に「ゲーミフィケーション」を! ユーザに価値を届ける「おもてなし」の手法とは【デブサミ2019】
アプリを活用したITビジネスを立ち上げたものの、「ユーザが定着しない」「面白くないものができてしまった」といった課題に悩む企業は多い。「その解は、ゲーミフィケーションとおもてなしにある」と説くのは、株式会社ナノコネクトのゲーミフィケーションエバンジェリスト 仲 功児氏だ。ゲーム理論を活用したノウハウを生かし、「面白さを伝える × 面白く魅せる」コツについて、自身のセッションもゲーミフィケーションの工夫を凝らしながら、解説を行った。
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マイクロソフトが提供する「クラウドネイティブ」に欠かせない技術で、より効率的な開発を実現しよう【デブサミ2019】
今やソフトウェアはクラウドを中心に動いている。それを表すキーワードとして注目を集めているのが「クラウドネイティブ」だ。マイクロソフトではクラウドネイティブなアプリケーション開発が容易にできるよう、開発環境やクラウドサービスを拡充させている。2019年にリリースが予定されているメジャーバージョンアップ版「Visual Studio 2019」および「.NET Core 3.0」の新機能をはじめ、AIの活用が容易になる「Azure Cognitive Services」、ホストされているKuber...
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CI/CDの導入で何が変わるのか? 専門家が教える数段上のソフトウェア開発【デブサミ2019】
アプリケーションの品質向上やリリース作業の負荷軽減のため、Continuous Integration(継続的インテグレーション。以下、CI)やContinuous Deployment(継続的デプロイ。以下、CD)を導入する企業が増えている。なぜCI/CDのニーズが高まっているのか。導入を成功させるための鍵はあるのか。CircleCIのJapan Tech Leadである金洋国(キム・ヒロクニ)氏が、CI/CDを最大限に活用することで、チームの開発プロセスがどう変わるかを解説した。
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「ユーザーと同じようにスタッフのことを想うこと」――ディライトワークスにおけるプロジェクト・組織運営の極意【デブサミ2019】
ディライトワークスは、「Fate/Grand Order」といったスマートフォン向けのゲームを企画・開発・運営する企業だ。同社において技術部のマネージャーを務める宮下崇氏は、以前から社内のさまざまなプロジェクトのマネジメントを経験してきた。そんな宮下氏が心掛けるプロジェクト・組織マネジメントの極意とは何か? 本稿で紹介する。
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オープン技術をベースにCloud Native開発を積極的にリードするオラクル【デブサミ2019】
かつて「Oracle Database」を筆頭に、オンプレミスのパッケージソフトウェア製品を長らく主力製品に据えてきたオラクル。しかし現在の同社は、急速にクラウドサービスベンダーへと業態をシフトしつつある。既に同社のソフトウェア製品の多くはSaaSおよびPaaSとして提供されており、さらにはIaaS市場においても後発ながら「Oracle Cloud Infrastructure」というユニークなクラウドサービスで存在感を高めつつある。その魅力を、日本オラクルの丸川 祐考氏と茂 こと氏が解説した...
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GitHub Actionsが創る開発者の未来―― コンテナ技術がワークフローをOSS化する【デブサミ2019】
2008年の創業以来、世界中のソフトウェア開発を支えてきたGitHub。同社は昨年10月に、コンテナ技術をベースとしたワークフロー自動化の機能「GitHub Actions」を発表した。現代のソフトウェア開発では、多くの開発者たちが開発ワークフローの構築や設定に多大なる時間を費やしている。そんな中、GitHub Actionsは、コンテナ技術をうまく利用することで、開発ワークフローの課題を解決することを目指している。GitHub Actionsによって、開発者の世界はどう変わっていくのか。Gi...
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エンジニアリングの成果をより高度化するための仕事が、楽しくないわけがない――ヤフーのエンジニアリングマネジメントの考え方【デブサミ2019】
「生涯エンジニアとして技術を極めたい」と願うエンジニアは少なくない。そこで問題となるのが、ピープルマネジメントができる人材の不足である。そもそもエンジニアリングマネジメントの仕事は、本当にエンジニアのそれよりも魅力に欠けるものなのだろうか。エンジニアからマネージャーの道を選んだ背景と、エンジニアリングマネージャーとして大切にしてきたことについて、ヤフー株式会社 テクノロジーグループ Developer Relations アドボケートの山本 学氏がセッションを行った。
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ZOZOTOWNは、いかにしてRedshiftからBigQueryへの移行を成功させたか?【デブサミ2019】
株式会社ZOZOテクノロジーズが開発・運用する、日本最大級のファッション通販サイトZOZOTOWN。同社は昨年、このサービスで使われるデータウェアハウスをAmazon Redshift(以下、Redshift)からGoogle BigQuery(以下、BigQuery)に移行した。本セッションでは開発部 SREチームの塩崎健弘氏が、BigQueryを採用した理由や移行にあたり工夫した点について語った。
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モニタリングのセオリーを徹底解説、Datadogはこうしてモダンなモニタリングを実現する【デブサミ2019】
システムがモダンになれば、モニタリングもモダンなシステムを想定したものに合わせる必要がある。モダンなモニタリングをSaaSで提供するDatadogがどのように監視を実現しているか、Datadog 池山邦彦氏が解説する。
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かつてなく盛り上がったITエンジニア本大賞、技術書とビジネス書の大賞は?【デブサミ2019】
2019年2月14日、ITエンジニアの祭典「Developers Summit 2019」にて、翔泳社が主催する「ITエンジニアに読んでほしい! 技術書・ビジネス書大賞 2019」の決選投票イベントが開催。会場では著者や編集者によるプレゼンを経て、技術書部門には『エンジニアリング組織論への招待』、ビジネス書部門は『イシューからはじめよ』が大賞に。その様子をお届けする。