「シェルスクリプトマガジン コラボレーション連載/「シェル芸」に効く GNU AWK処方箋」連載一覧
-
2015/01/26
GNU AWKはまだまだ成長中! ユーザーの声をもとに作成された拡張機能を組み込んでみよう
GNU AWK(以下、gawk)は標準でGNU MPFR(Multiple Precision Floating-Point Reliably)を用いた拡張があり、数値演算能力が大幅に改善されました。また、個別に拡張機能をロードすることも可能になっており、共有オブジェクトをロードすることにより従来のAWKではできなかった機能を拡張することができます。最終回の今回はこれらのGNU AWKならではの拡張機能について説明していきます。
-
2014/12/25
GNU AWKでCSVファイルを楽々あつかう組込変数FPATと、関数のインダイレクト呼び出し
AWKはレコードセパレーター(RS)に従いレコードを分割し、フィールドセパレーター(FS)に従いフィールドに分割する言語ですが、この手法ではCSVファイルでフィールド内にカンマを含むような場合に処理を行うことが困難でした。そこでGNU AWKでは新たに組込変数FPAT(フィールドパターン)というものを導入することで簡単に扱えるようになりました。今回はこの組込変数FPATを中心に解説していきます。
-
2014/12/10
これは強力! AWKとパイプの新しい関係 ~ 時刻を取得する関数、Socket通信、双方向パイプ
従来のAWKではパイプ処理で得られる情報は他のコマンドに任せようという発想でしたが、本格的に使う場合にはAWKそのもので処理できるとプログラムの記述が統一され分かりやすくなります。そうした中で最初に拡張されたものは時刻の取得に関する関数群でした。今回は時刻を取得する関数から、Socket通信や双方向パイプまで盛りだくさんの内容でGNU拡張された関数を解説していきます。
-
2014/10/27
正規表現がもっと使える! 直感的にも使いやすくなった最新GNU AWKの拡張機能を知る
今回からGNU AWKの拡張について説明していきます。AWKは便利なツールですが、今まではある程度複雑なことを行おうとするとPerlやRubyなど他のスクリプト言語に頼っていた方も多かったと思います。GNU拡張によりAWKは大幅に拡張され、様々な用途での利用されることが期待されています。今回から数回に渡りGNU AWKで便利になった点を中心に解説していきます。