こんにちは、dotstudioで代表兼エンジニアをやっているのびすけ(@n0bisuke)です。
モノとインターネットを繋げる「IoT」という言葉が度々話題に出るようになりました。しかし、実際にIoTの楽しさや便利さを感じられるのは、自分の生活での不便さを解消したその瞬間だと僕は思っています。
今回は、おそらく全ての人が家で最も使うであろう「照明」を使ったハックを紹介します。過去の記事(プログラマブルなスマートIoT照明「Hue」でおうちハックにチャレンジしてみよう)ではHueを紹介しましたが、今回は別のプロダクトです。
PLAYBULBとは
今回紹介するのは、MiPowが販売しているスマート照明「PLAYBULB」です。PLAYBULBはシリーズ名で現在は9種類程が発売されています。今回使う「PLAYBULB color」は一般的な電球と同じ大きさなので、家の電球と差し替えて利用できます。ちなみにPLAYBULB colorはスピーカー機能も搭載していますが、今回は割愛します。仕様は以下になります。
PLAYBULB
- 正式名称:PLAYBULB color(ぷれいばるぶ からー)
- 電源供給方法:照明の電球ソケット (口金: E26/E27)
- Ethernet:非搭載
- Wi-Fi:非搭載
- Bluetooth:Bluetooth Low Energy搭載
- 税込価格:7,560円
スマートフォンから照明と音楽を制御可能
スマートフォンのアプリで照明のオンオフや色、音楽を制御することができます。
スピーカー機能は調子が悪いとのレビューが多いので、利用の際はこちらを参考にしましょう。
Hueと比べて安価でブリッジデバイス不要
以前紹介したHueは、ブリッジを部屋のWi-Fiに接続し、ブリッジと電球が通信をする方式でした。通信性は安定していますが、ブリッジを用意する必要があり、比較的費用が増してしまいます。
PLAYBULB colorや(筆者が確認した)他のPLAYBULBシリーズは単体で動作し、比較的安価に購入できます。
Bluetooth Low Energy搭載でハックが可能
PLAYBULBはBluetooth Low Energy(以下、BLE)でスマートフォンなどと通信します。BLEの仕様をSDKなどで公開している方もいて、Node.jsやWebBluetoothを利用してハックすることが可能になっています。
ちなみに、公式でBLEハックを許可しているかは不明なので、試す際は自己判断でお願いします。