これから利用するフロントエンドの技術
これまでの活動とこれからのフロントエンドの改善を見越して、リクルートテクノロジーズでは、いくつかの技術獲得をしようとしています。
ひとつはredux-plutoと呼ばれるSingle Page Applicationのボイラープレートの開発、もうひとつはFastlyなどのCDNの活用です。これらはすでにR&Dという形で技術検証しており、redux-plutoはすでに実際のサービスをいくつか作成しています。FastlyなどのCDNはまだ実際のサービスでは導入しきれていませんが、技術獲得として検証済みです。
redux-pluto
redux-plutoでは、HTMLをサーバサイドで作成するサーバサイドレンダリングと、ブラウザでHTMLを作成するクライアントサイドレンダリングの両方を実施するように作られています。現在ではNext.jsやNuxt.jsといったフレームワークがありますが、それらができる前から作成し、運用を続けています。
さらに実際に案件を使って発見したプラクティスは知見という形で共有しています。
CDN活用
CDNを広く活用するため、エッジサーバではJavaScriptやCSS、HTMLのキャッシュをしています。特に弊社ではA/Bテストが多いので、そこで出し分けしつつ、CDNを使って高速化する方法について検証しています。
redux-plutoやCDNについては、第4回の「これからリクルートのWebで利用する技術」で解説する予定です。
まとめ
これから3回に分けてリクルートテクノロジーズとリクルートジョブズで行ったWebフロントエンドの改善活動について紹介していきます。
- パフォーマンス改善の取り組み
- フロントエンドのモダナイズの取り組み
- これからのリクルートのWeb技術に関する検証
最初の2つは実際の案件の事例で「現在のリクルートが行っている改善」です。最後の1つは今後の未来の技術について「今後のリクルートが行う改善」というテーマでお話します。ご期待ください。