「OpenZFS 2.0.0」では、同じリポジトリからLinuxとFreeBSDのサポートが可能になっており、両方のプラットフォームでOpenZFSのすべての機能が利用できるようになっている。なお、LinuxプロジェクトにおけるZFSは、名称がOpenZFSに変更された。
新機能としては、わずかな時間で障害が発生したミラーvdevの再構築が可能なシーケンシャルresilver、再起動後の永続的なL2ARCキャッシュデバイスを実現する機能、GZIPと同等またはそれ以上の圧縮レベルながらパフォーマンスに優れたZStandard圧縮、データのサブセットをターゲットシステムに送信できる編集済みストリームなどが追加されている。
ほかにも、zpool/zfsコマンドの変更をはじめとする、数多くの変更が行われたほか、zfs send -Dコマンドによる重複排除された送信ストリームが非推奨になるとともに、dedupdittoプールプロパティが廃止され、zfs_vdev_schedulerモジュールのオプションは設定可能なものの機能しなくなった。