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「楽しく働きたい」と思って環境を変えたらキャリアが広がった――プレイド池上さんが語るエンジニアが楽しく働くためのコツ

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2021/05/21 11:00

 元々は大手SIerのシステムエンジニア、現在は株式会社プレイドでSaaSの開発やテクニカルサポートを行っている池上純平さん。社外活動として、エンジニアのキャリアチェンジについて語ったり、非エンジニアに向けてわかりやすく技術解説を行ったりする活動を続けている。YouTubeはもちろん、書籍やnoteなどにも活動の場を広げ、「Developers Boost 2019」での登壇セッションでも大きな反響を得た。なぜ、池上さんが他人のキャリアチェンジについて語り、「非エンジニア職種の人にエンジニアリングスキルを教える」という少し手の込んだことを行うようになったのか。それまでに至った経歴や、活動に込められた思いなどについて伺った。

目次

「楽しく仕事をしたい!」という思いから、転職・個人活動へ

――まずは現在のお仕事や個人活動についてお聞かせください。

 現在は、BtoBのCXプラットフォーム「KARTE」を開発・提供する株式会社プレイドで、プロダクト・スペシャリストエンジニアを務めています。プロダクトとユーザーとの間をエンジニアの目線から埋めていくという、いわばテクニカルサポート的な役割を担っています。その中で特に重要な業務の1つが「技術的な知識を教える活動」です。ここは個人活動ともつながっているのですが、プロダクトの知識はもちろん、そのベースとなる技術的な知識まで含めて理解し、それをわかりやすくユーザーに伝えるところが”肝”になります。例えば、社員向けのSQLの教育プログラムなどを作成し、私が講師となって教えていく取り組みなども行っています。

 それと並行して、個人活動としては2017年3月くらいから、ポッドキャストで「しがないラジオ」という番組の配信を行っています。「SIerのエンジニアからWebエンジニアに転職したらすごくたのしい!」みたいな(笑)、わりとゆるい番組です。その中でいろいろなエンジニアの方をゲストにお招きして、キャリアの話を2時間近く伺って配信するというもので、かなりの回数を行ったので、それで認知してくださった方が多いように思います。

 「しがないラジオ」はエンジニア向けなのですが、最近は非エンジニアに対して、身につけておくと良い技術的な知識などについて興味を持つようになり、YouTubeやnoteなどで発信することが増えていきました。

株式会社プレイド Product Specialist 池上純平氏
株式会社プレイド Product Specialist 池上純平氏

――なぜ、そうした個人活動を行うまでになったのか、現職に至るまでのキャリアをお聞かせください。

 大学時代は経済学部だったこともあり、漠然と社会の役に立つ仕組みを作りたいと考え、公務員を希望していました。でも、面接で落ちてしまって……これは大きな挫折でしたね。でも、仕組みを作るのは行政でなくてもできるはずと思い直し、行政向けのシステムを実際に作っているシステム会社への入社を考えるようになりました。それが富士通だったんです。

 富士通では、希望通り、自治体・行政向けのシステム開発の部門に配属されました。でも、最初の1年はほぼ研修期間で、実質仕事をしたのが半年という、本当に短い期間で辞めてしまったんです。仕事自体はおもしろかったのですが、新しい技術を使って新しいシステムを作るというより、成熟した技術を使って堅実に仕事をするのが、だんだん自分と合わないと感じてしまったんですね。新しいものを作るというより、既存の価値をしっかりと守る雰囲気が強かったんです。

 元々、社会に新しい仕組みや価値を届けたいという思いがあってエンジニアを志望したので、そうした環境で働き続けて大丈夫なんだろうか、自分のスキルとしても成長できるんだろうかと不安を感じるようになりました。

 転職活動においては、新しいテクノロジーのスキル習得が心配でした。当時はJavaとCOBOLの開発環境だったのですが、自分でRubyの勉強をしたり、Webサイトを作ったりと勉強しました。幸いにも第二新卒扱いの「ポテンシャル枠」で採用してもらいましたが、実際に入社するとやはり勉強したことだけでは不十分で、覚えることや慣れることが山ほどあり、最初は少し苦労しましたね。


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著者プロフィール

  • 伊藤 真美(イトウ マミ)

    エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

  • 鍋島 英莉(編集部)(ナベシマ エリ)

    2019年8月に翔泳社へ入社し、CodeZine編集部に配属。同志社大学文学部文化史学科卒。

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