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「Figma」とは? テレワーク時代に効率的に共同作業ができる注目プロトタイピングツールの魅力を解説

共同作業に最適なプロトタイピングツール「Figma」入門 第1回

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 ブラウザ上で簡単に使用でき、共同作業にも便利なプロトタイピングツール「Figma」。本連載ではFigmaの魅力や現場での使いこなし方について解説します。第1回は、Figmaの概要や共同作業に向いているポイント、他のデザインツールとの比較について紹介します。

目次

Figmaとは?

 Figmaとは、ブラウザ上で簡単に使用できるプロトタイピング(デザイン)ツールです。

 UIデザイナーの業務は導線設計、画面設計、デザイン、プロトタイプ作成など、多岐に渡りますが、FigmaはUIデザイナーが必要とする多くの機能を集約したツールです。さらに共有機能が優れているため、Figmaひとつで開発メンバーへのデザインデータ共有が簡潔かつスピーディーに行えるのです。

 料金プランは3種類あり、Starterは個人向けのプランで無料、ProfessionalとOrganizationはチーム向けのプランで月額制です。

 無料プランであるStarterは作成できるプロジェクト数や編集者数に制限はあるものの、ほとんどの機能を有料プランと同じように利用できるので、ぜひ試しに利用してみてください。

 チーム向けプランであるProfessionalとOrganizationはチームに所属するEditor(編集者)の人数分だけ料金が発生します。

 ここで注目しておきたいのがViewer(閲覧者)はプランにかかわらず無料かつ人数無制限という点です。したがって、多くのステークホルダーが関わるプロジェクトにおいても、無料もしくは安価にデザインの共有が可能なところが大きなメリットです。

テレワーク時代の共同作業で必要なこと

 コロナ渦によりテレワークを行う機会が増えたのではないでしょうか。筆者が所属するブリューアスも昨年から全社員がフルリモートで業務にあたっています。このような時代において、ブリューアスがFigmaを導入した大きな理由はテレワークとの相性が非常に良いからです。

 Figmaは共有機能に優れており、チームでの共同作業においてその真価を発揮します。さらに、プロジェクトに関わる人数が多いほど恩恵を受けやすいです。では、具体的にどのような機能があるのかご紹介します。

環境に依存しない

 Figmaはブラウザ上で利用するため、アプリケーションをダウンロードする必要がありません。データはリアルタイムで編集が反映され、ファイルはクラウドに自動保存されます。そのため、ファイルごとに割り振られたURLを共有するだけでチームメンバーが最新のデータを閲覧できます。

 また、OSに依存せず、アカウントにログインさえすればデータにすぐアクセスできるため、職場ではデスクトップPC、外出先ではノートPCで作業といった使い分けをすることも可能です。

リアルタイム性

 1つのファイルを複数人で同時に編集することが可能で、メンバーの編集している様子がわかります。編集内容はリアルタイムで反映されていきますが、この時のタイムラグがほぼありません。そのため、他のツールを使っていたときにしばしば発生していたコンフリクト(データ競合)がほとんど起きず、意図せず編集内容が消えてしまうことが少なくなりました。

 また、デザインに関する打ち合わせでは、オンライン会議の画面共有機能を使ってデザイナーが作業中の画面を見せながらリアルタイムでデザインを反映させていくことがあります。このようなときも、Figmaであれば画面共有せずともリンクを共有すれば同じ画面を見ることができます。

画面共有時
画面共有時

ヒストリー管理

 ファイルごとにヒストリー管理もできます。自動保存の記録が残るほか、手動で保存したデータにタイトルとメモを残すことができるため、開発フェーズごとの更新履歴を簡単に管理することができます。バージョンごとにローカルにデータを置いておく必要もなくなりました。

更新履歴の確認
更新履歴の確認

公開設定・権限管理

 プロジェクトやファイル単位で公開設定と権限管理を行うことができます。公開設定はリンクを知っている全員か招待した人のみから選択、権限はEditor(編集者)とViewer(閲覧者)の2種類から選択できます。Viewerは人数制限なく無料で利用できるので、プロジェクトマネージャーやディレクター、クライアントなどへのデータ共有も気兼ねなく行うことができます。

更新頻度

 アップデートの頻度が比較的多く、どんどん使いやすく多機能になっています。しかも、ほぼ全ての機能が業務で使用できるクオリティです。ベータ版にはブランチ機能が実装されており、正式リリースが期待されています。また、利用者も多く注目されているツールであることから、痒い所に手が届くプラグインが豊富にあります。Webで検索すると数多くのTipsを見つけることができます。


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