ソフトウェアの「バグをなくせ」と言われたら? テストプロセス改善でバグを削減しよう【方法論を解説】
「テストプロセス改善」をしてバグを削減しよう 第1回
皆さまの中にはバグが多発しており、再発防止策を講じなければならないと悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。または、上司に言われて会社全体のバグ数の削減をしなければならない方や、夜を徹してバグ修正して精も根も尽き果てたという方もいるかもしれません。筆者はテスト専門会社で品質の専門家として仕事をしている関係上、バグの削減を相談されることが多いです。最近では、ある金融系の会社の社長に、「市場バグが頻発しており困っている」と相談を受けました。そこで、弊社がテストプロセスを改善したところ、市場バグが93件/年から翌年10件/年に89.2%改善しました。本連載では、バグ削減の1つの方法として、テストプロセス改善のやり方を3回にわたりご紹介します。第1回となる本記事では、テストプロセス改善がなぜバグの削減につながるのかを考察した後、テストプロセス改善の方法論を解説します。
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- この記事の著者
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高木 陽平(VALTES ADVANCED TECHNOLOGY INC.)(タカギ ヨウヘイ)
東京理科大学大学院 技術経営修士(MOT)卒業。バルテスのフィリピン子会社であるVALTES ADVANCED TECHNOLOGY INC.の取締役。今まで、多数のソフトウェアテストやテストプロセス改善の業務に従事。大学でソフトウェア工学の研究室に入り、プロセス改善を研究。そのこともあり、CM...
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