オープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsの開発チームは、「Rails 7.0」の最初のアルファ版(Alpha 1)を、9月15日(現地時間)にリリースした。
これまでRuby on Railsでは、最新のJavaScriptを使用するためにWebpackerを使用してきたが、「Rails 7.0」では、ES6/ESMのブラウザサポートの拡張や、HTTP/2の普及、および新たなスタンダードとなるimport mapsによって、ノードに依存しないJavaScriptの取り扱いを目指しており、TurbolinksとRails UJSをStimulusとTurboに置き換えることで、Railsアプリケーション作成のための完全なフロントエンドセットアップが可能になっている。
あわせて、RailsとJavaScript+CSSバンドラの統合も劇的に改善し、–javascript [bundler]と–css [bundler]によって、新しいアプリケーションの作成や、import mapsで開始したアプリケーションをesbuild、rollup.js、Webpack、Tailwind CSS、PostCSS、Dart Sass、Bootstrapを使用するように変更できるようになった。
ほかにも、Active Recordへの暗号化属性の追加や、Marginaliaスタイルのタグを使用したクエリ起点のトレースへの対応、非同期クエリの読み込みへの対応など、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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