米Googleは、コンテナイメージと言語およびOSを単一の場所に保存できるArtifact Registryにおける、言語リポジトリサポートの一般提供を、10月8日(現地時間)に開始した。
言語リポジトリサポートによって、言語固有のすべてのアーティファクトを、一か所に保存可能になっており、Javaパッケージ(Mavenリポジトリ形式を使用)、Node.jsパッケージ(npmリポジトリ形式を使用)、Pythonパッケージ(PyPIリポジトリ形式を使用)をサポートしている。
さらに、Linuxディストリビューションにおける新しいリポジトリ形式のサポートがパブリックプレビューされており、プライベートな内部専用パッケージを作成して、Linux環境にデプロイされた複数のアプリケーションで安全に使用できるようになった。Debianパッケージ(Aptリポジトリ形式を使用)とRPMパッケージ(Yumリポジトリ形式を使用)をサポートしており、既存のコンテナイメージとHelmチャート(Dockerリポジトリ形式を使用)に追加される。
なお、パッケージをArtifact Registryに保存することで、コードの再利用が可能になるだけでなく、既存のビルドパイプラインが簡素化および保護される。また、内部パッケージをマネージドリポジトリに移動し、Artifact Registryを使用すると、ソフトウェアデリバリパイプラインのセキュリティを向上させるための、追加の手順を実行できる。
ほかにも、Cloud Identity and Access Management(IAM)の権限に基づいてインストーラのアクセスを認証するクレデンシャルヘルパを使用し、Artifact Registryを使用してパッケージをホストすると、プライベートリポジトリへの認証が容易になり、IAMグループを管理することでGoogle Cloudと同じツールを経由して、リポジトリへのアクセスが制御可能になる。さらに、リージョンサポートによってデプロイメントが発生するリージョンで、アーティファクトを管理およびホストできるようにすることによって、レイテンシとコストを削減するとともに、リージョンリポジトリの実装によってローカルデータの主権とセキュリティの要件への準拠が可能になる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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