既存のフローをコピーして新しいフローで使用する
今回のフローは、前回3ページ目で作成したフローをもとに作成するため、まずはフローデザインをコピーします。
[1]フローデザインをコピーする
前回保存したフローをデザイナーで開いた状態で、[Ctrl]+[A]を押して、すべてのアクションを選択します。[Ctrl]を押しながらクリックすることで、個別に複数選択することもできます。
[Ctrl]+[C]で選択しているアクションをクリップボードにコピーします。ここで前回のフローを閉じます。
[2]新しいフローを作成する
Power Automate Desktopのトップ画面より[+新しいフロー]をクリックして、適切な名前で新規のフローを[作成]します。
フローデザイナーのワークスペースをクリックして、[Ctrl]+[V]を押します。これで、クリップボードにコピーしてあったアクションを貼り付けられるので、一旦、ツールバーの保存ボタンで、フローを保存しておきましょう。
また、フローを実行して前回同様に動作することを確認しておきましょう。以降、このフローをもとにフローを増設していきます。
[Note]
手順[1]のあと、メモ帳などのテキストエディタに貼り付けをすると、フローの内容が定義されたコードを確認することができます。このコードは、「Robin」と呼ばれる言語で記述されています。
テキストとして保存して、コピーしてPower Automate Desktopフローデザイナーに貼り付けることで再びフローを復元できますので、一度作成したフローを他の環境や社内などで共有することができます。
データテーブル変数をExcelブックに書き込む
CSVはテキストファイルでテーブルを表現できるので、コンピューターにとって処理しやすいです。しかし人間にとっては、内容が多くなるとそのままでは見づらく、編集しづらいため、テーブルデータの閲覧や編集は、表計算ソフトであるExcelで行います。
Power Automate Desktopで作成するフローでも、基本的なExcelブックの操作を行うことができます。
前回のフローを変更して、ファイル一覧を、CSVではなくExcelブックに保存するように変更してみましょう。
[1]CSVファイルに書き込むアクションを無効化する
前節のフローのデザイナーを開き、[CSVファイルに書き込みます]アクションを右クリックして、[アクションを無効化する]を選択して無効にします。
無効化したアクションは、実行時にはスキップされます。
[2]Excelの起動アクションを配置する
無効化した[CSVファイルに書き込みます]アクションの下に、[Excel]アクショングループから[Excelの起動]アクションを配置します。
設定は既定のまま保存します。ExcelInstance変数が起動しているExcelを表します。
[3]ワークシートに書き込む
[Excelワークシートに書き込み]アクションを配置します。
パラメーター選択画面が開くので、以下のように値を設定&保存しておきましょう。
- Excelインスタンス:%ExcelInstance%
- 書き込む値:%FileTable%
- 書き込みモード:指定したセル上
- 列:1
- 行:1
[4]現在日時文字列を取得する
フォルダー作成のフローの時と同様に、[現在日時を取得します]アクションで取得した現在日時を、[datetimeをテキストに変換]アクションで「yyMMdd_HHmmss」の形式にしてFormattedDateTime変数に格納します。
[5]Excelで保存して閉じる
[Excelを閉じる]アクションを配置します。
以下のように設定して保存します。
- Excelを閉じる前:名前を付けてドキュメントを保存
- ドキュメントパス:%SelectedFolder%\FileTable%FormattedDateTime%
ちなみに、閉じずに保存する[Excelの保存]アクションもあります。
ただし、ブックを開いたままだと、他のフローでも開こうとして開けなくことがあるので、フローで「開く」アクションを配置した場合は併せて「閉じる」アクションを配置するのが適切です。
[6]フローを実行する
ツールバーの実行ボタンをクリックして、フローを実行します。フォルダー選択ダイアログが表示されるので「フォルダー・ファイルの作成」で作成したデスクトップのフォルダーを選択します。フローが実行され、FileTableyyMMdd_HHmmss.xlsxが作成されます。
作成したファイルを実際にExcelでも開いてみましょう。ファイルの一覧がワークシートにテーブル形式で表示されていることが確認できます。
[7]フローを終了する
デザイナーを終了します。「保存しますか?」と表示された場合、保存します。Excelブックを開いたままだと、あとでフローから開けなくなるため、Excelも閉じます。
