データをもとに、ユーザーが気に入りそうなアイテムを推薦する推薦システムは、通販サイトや求人サイトなど、生活のいたるところで利用されています。本連載では推薦システムについて学びたい開発者やデータサイエンティスト、およびプロダクトのユーザー体験を向上させたいと考えている方向けに、接触履歴情報のみを用いる「暗黙的フィードバック」を使った推薦システムの概要と代表的なアルゴリズム、およびそれらの長所と短所を解説します。第2回と第3回は、行列分解の手法のうち、最も基本的なアルゴリズムである特異値分解(SVD)と重みつき行列分解(WMF)について理論的な背景とコードの実装例を解説しました。今回は、WMFと同じくポピュラーであるBayesian Personalized Rankingという手法について解説し、コード例を示します。
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大槻 知貴(株式会社ビズリーチ)(オオツキ トモキ)
株式会社ビズリーチ(Visionalグループ) CTO室 AIグループ所属 NTTデータ数理システム、AIベンチャーを経て、2018年にビズリーチ入社。データサイエンス業務に従事し、Visionalグループにおける機械学習関連機能のR&Dを担当。理学博士(物理学)。
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中江 俊博(株式会社ビズリーチ)(ナカエ トシヒロ)
株式会社ビズリーチ(Visionalグループ) CTO室 AIグループ所属 NTTデータ数理システムにてデータ分析の受託案件を多数担当。その後、IoTスタートアップを経て、2019年にビズリーチ入社。レコメンドシステムなど機械学習関連の実装作業に従事。
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